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コールマン290Aケロシン化の道
前回は「 639Bジェネレーター」と「プレヒートカップ」で290Aのケロシン化を試みました、最初は順調に燃焼していたランタンでしたが、1時間もすると息継ぎ燃焼(明暗を繰り返す)が発生しました。
この息継ぎ燃焼の原因は燃料の供給不足だと断定しました。
その為、今回の改造は290A用のフューエルバルブの供給穴をケロシン用に大きく開ける改造を行います。
ネット通販では「コールマン 639B ケロシン フューエルバルブ一式」が販売されているので、コレを使う方法もあるのですが、価格が4,980円とお高い!「290A用のフューエルバルブ」は『コールマンオンライン』で2,200円で売っているのでこっちを改造した方が失敗してもダメージは少ないと思います。
「 639Bジェネレーター」はコールマンからの供給が少なくなってきているようなので、改造される方は早めに入手しておきましょう。
全部ケロシン用のアイテムを購入すると約8,660円と送料が発生するので、ケロシンランタンを購入しても良さそうな金額となってしまいます。
私は少しでも費用を抑えようとヤフオクやメルカリなどを活用してパーツを入手しました。
コールマン290A燃料供給穴改造
燃料供給穴改造と言っても、供給の穴のサイズを1.5mmにアップするだけと簡単です。
1.5mmサイズのドリルビットがあれば簡単に穴のサイズアップができます。
改造の前に準備しておきましょう。私はダイソーで購入しておきました。
では290Aを分解していきます。
フューエルバルブは結構しっかり装着されているので、しっかり固定して外す必要があります。
今回改造するフューエルバルブ給油口を取り出します。
290A純正のフューエルバルブ給油口はこんなに小さいです。この穴を1.5mmのドリルビットを使って大きくします。
ダイソーで購入してきた「鉄鋼用ドリル刃」。相手は樹脂なので対応しています。
指で挟んで数回ぐりぐりしたら穴が開きました。大きくする前と比べると雲泥の差です。
穴を大きくしたら組み立てて完成です。
フューエルバルブのネジには液体ガスケットのようなものが付いていましたが、手持ちが無かったのでシールテープで一応シールしてみました。熱変形の可能性もありますが無いよりはマシかなと思います。
分解した時と逆の手順で組み立てました。
燃焼テストは暗くなってから行うことに。
290Aケロシン燃焼(点灯)テスト
すっかり暗くなったので早速ケロシン化した290Aの燃焼テストを行います。
「プレヒートカップ」にアルコールを注いでプレヒートをしっかり行います。
アルコールが無くなる直前にバルブを開き点灯させました。給油口の穴を大きくした影響か改造前に比べると格段に明るく点灯するようになりました。色も白色系です(色はマントルの影響が大きいですが・・・)。
しばらく燃焼させてみることに。
することがなかったので、前回作製したウッドガスストーブに火をつけて焚火を楽しみます。
サイズがピッタリのベアリングが落ちていたので分解してゴトクとして使ってみると良い感じで燃焼したので、ウッドガスストーブで調理できるようになりました。
色々、木の種類(椎・松・桜・クヌギ)を変えて焚火を楽しんでいる間もケロシン化した290Aは問題なく順調に点灯していました。
焚火を楽しんだ1時間後、前回問題となった息継ぎ燃焼も無く、追加のポンピングすることなく明るく灯っていました。
コールマン290Aケロシン化最終章 まとめ
多くの方がブログなどでケロシン化の方法を掲載されています。
無改造・ジェネレーター交換・フューエルバルブ交換・フューエルバルブ改造など改造する方によって十人十色の290Aのケロシン化。
私は初めにジェネレーター交換で挑戦した結果、息継ぎ燃焼が発生しましたが、フューエルバルブの給油口を1.5mmにアップすることで改善され、結果2時間以上連続で燃焼しても問題が発生しませんでした。
今度は実際にキャンプで使って長時間の運転確認を行う予定です。
お持ちの290Aの状態などによって交換する部品などが異なるので、どれが正解かはわかりません。
改造を行うとコールマンの補償を受けられなり、万が一自己が発生した場合は自己責任となるので、改造される場合はご注意ください。
とは言え、ホワイトガソリンより灯油の方が気化温度などの関係で安全に使うことができるんですけどね。
これで燃料代が1/4ぐらいに節約できるのでキャンプに行く回数が増えそうです。
実は「 639Bジェネレーター」をヤフオクで送料込みで2,020円で購入できたので、ノーススターのケロシン化も検討したのですが、発生する熱の影響で変形する恐れがあるようなので、もう1台ある290Aをケロ化して290Aは灯油専用マシンにする予定です。
あくまで自己責任の世界ですから、改造にはご注意ください。
それでは、素敵なキャンプライフを!