多くの方が実践しているので、今さら記事にする必要もないと思いましたが、自分自身の記録として記事にして残すことにしました。
我が家には、コールマンのツーバーナーが2つあります。ホワイトガソリン専用の413と緊急時はレギュラーガソリンも使える414を持っています。
夏場はランタンや火器類全てホワイトガソリンで運用していますが、灯油ストーブを持って出かける晩秋や早春にはホワイトガソリンと灯油と2種類の燃料を持ち歩く為、荷物の圧迫があったので、出来れば灯油で運用できるバーナーやランタンが欲しくなりました。
ツーバーナーのケロシン化にはリペア用のバーナーリング一式が2セットあれば両方のバーナーをケロシン化できますが、2セット購入すると3,000円以上するので、ジャンク品などを購入した方が良い場合があるのでリサイクルショップをめぐることにしました。
この記事の目次
4,980円で程度の良い414を発見
リサイクルショップでツーバーナー414が4,980円で売っていました。
しかも、あまり使われていないような程度の良い物です。
今回、買ったのは写真では上のツーバーナーです。
どちらも94年10月の製造と今から26年前のバーナーです。
中も今回購入した左側のバーナーの方が綺麗です。
試しにホワイトガソリンで燃焼テストしましたが、漏れも無く本当に程度が良い物でした。
右側のバーナーはヤフオクで送料込みで4,000円ちょっとで購入しているのでどちらも安く手にすることが出来ました。
今回、初ケロシン化にあたってどうなるか不安だったので、程度の悪いコチラを使ってケロシン化します。
ツーバーナーのケロシン化
最初にバーナーヘッドを外します。
ばらすと波プレートと平プレートが交互に装着されています。
413では波プレート3枚ですが、414では4枚入っています。
この波プレートを5枚に増やし平プレートも5枚に増やすだけでケロシン化出来てしまうのです。
と言う事で、購入した414から波プレートと平プレートを取り出しケロシン化するバーナーヘッドに装着します。
メインバーナーへの装着完了。サブバーナーもリングを増やして装着します。
たったこれだけで、ツーバーナーのケロシン化は完了です。
リングさえあれば簡単にできますが、改造することでコールマンの保証は受けられないし、安全に利用できる保証もありませんので、改造はご自身の判断で完全なる自己責任の元行いましょう。
ツーバーナーの点火
ケロシン化が出来たので火の色が良くわかる夜間に点灯テストを行いました。
ケロシンはホワイトガソリンなどと違い沸点が高い(40度)ので、そのままでは点火する事ができないのでプレヒートを行う必要があります。
プレヒートカップを装着できないツーバーナーではバーナーを使ってプレヒートを行います。
2分程度加熱する事でプレヒート完了。メインバーナーのバルブを開いてみます。
おぉ~。いきなり綺麗な青火で点火しました。いけるねケロシン。
但し、バルブを最大まで開くと赤火になってしまうので、中火程度での運用になりそうですね。
サブバーナーにも点火してみました。
どちらも綺麗な青火。お湯を沸かしてコーヒーを飲むことにしました。
2時間程度点火したままにしてみましたが
途中赤火になりそうになりましたが、ポンピングすることで青火となり、2時間後も写真の通りの青火でした。
ツーバーナーケロシン化まとめ
ツーバーナーのケロシン化はリングさえ手に入れば簡単に出来てしまいます。が、これは公式に認められている改造ではないので、保証など一切受けることができなくなる改造です。
ケロシン化する場合は、自己責任の元、ケロシン化を行いましょう。
ケロシン化することで燃料代がホワイトガソリン時に比べ1/8と大幅なコストダウンとなります。また、冬場の燃料統一化も叶いました。
点火時、プレヒートを行ったり、何かと手間は増えますがホワイトガソリンに比べケロシンの方が安全に利用できる燃料なので、今後はランタンのケロシン化も視野に入れて完全ケロシン化を目指したいと思います。