feuerhand276を銅メッキ!無骨なランタンをヴィンテージ風にカスタムしてみた
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長年愛用しているドイツの人気オイルランタン「feuerhand」。
現在販売されている物は「feuerhand276」のみで、亜鉛メッキ(ジンク)と塗装品となっています。

亜鉛メッキ(ジンク)は武骨で使うほどに味のでるランタンなのに、価格が安く、デイツと並び大人気。

私もオイルランタンは複数保有していますが、キャンプに持っていく事が多いのが「feuerhand276」です。そんな「feuerhand276」ですが、今、ある事で色々思考錯誤中なことがあり、その完成品に向けてジンクを銅メッキすることにしました。

既に数年使っているランタンなので、錆もありどうなるか不安でしたがチャレンジしてみました。

 

この記事の目次

feuerhand276を銅メッキ

最初に銅メッキをする場合は、銅が溶け出した溶液の処理が必要になります。
処理方法は素人では不可能で、しっかりとした業者などへの依頼が必要になりますので、安易に挑戦しない方が良いかと思います。メッキ自体は難しくはありませんが、その後の問題がありますからね。

 

リン酸処理

まずは、ジンクに施されている亜鉛メッキと錆を取り除く必要があります。
磨いて取り除く方法でも良いのですが、細部に入り込んだ錆を取り除くは大変だし、亜鉛メッキも結構強力なので私は「リン酸」を使って取り除きました。リン酸は錆落とし剤などでも使われているし、アマゾンで購入可能なので使いやすい薬品でもあります。

 

 

20%リン酸にどぶ付けして錆と亜鉛メッキを落とします。ただし、リン酸にどぶ付けすると、リン酸亜鉛皮膜ができますので、結局磨く必要はありますが、亜鉛メッキに比べ磨きが短時間で済みます。

 

バフがけ&洗浄

 

リン酸を綺麗に洗い流したら、しっかり乾燥させてからバフで綺麗に磨きます。鏡面までする必要はないかなと思います。が、仕上がりを重視するなら鏡面近くまで磨く方がいいのかな?

 

 

バフで磨いたら、洗剤を使ってしっかり洗います。その後、パーツクリーナーも使って脱脂します。
電解脱脂ができると良いのでしょうが、素人には難しいので洗いとパーツクリーナーで脱脂しました。

 

銅メッキ

ここまで来たらすぐに銅メッキに入ります。
今回は5%塩酸を使います。

 

 

また、安定的に電流を流せる「安定化電源」使って電流を流します。
設定はMAX2A、5Vで設定しました。

 

 

銅線とランタンを5%塩酸に投入して、安定化電源のスイッチをON。
すると、メッキされる側のランタンから無数の小さな泡が発生します。これが銅側から泡が発生した場合は電極が逆です。

 

 

しばらくすると、ランタンが薄っすら銅っぽい色になってきます。

 

さらに3時間後

 

 

ランタンが酷い有様に。でもこれ錆ではなく銅が原因ですので、銅メッキする場合は必ずこのような見た目になります。

こうなったら取り出して、水でしっかり洗いながします。

乾燥後、ピカールで艶がでるまで磨いて、クリアスプレーした完成です。

 

と、こんな感じで文章にすると簡単に感じますが、私は何回か失敗して、リン酸からやり直したり、真夜中まで付きっきりでメッキの様子を見ていたりしたので、1回目で成功するなんて思わず、何度でもやり直す気で挑戦しましょう。

塩酸を使っているので、失敗するとランタンに錆が発生したりするので、やっぱりリン酸がある方が楽に挑戦できるかもしれませんね。また、銅メッキ後にタンク内にリン酸を入れて洗浄し、リン酸亜鉛皮膜で錆予防などもできるので、やっぱりあると重宝します。

 

銅メッキ完成

 

銅メッキ後、ピカールで磨いてクリアスプレーした物です。
塗装に比べ艶もあるし、何よりカッコいい。頑張ってよかった。

 

 

エンボス加工の文字の雰囲気が滅茶苦茶渋くカッコ良くなりました。

 

 

いつも使っている錫メッキの276とコラボ。錫メッキがかなり剥げて艶もなくなってきていますが、私もお気に入りのランタンの1つ。亜鉛メッキの方はベイルハンドルを色味を合わせてステンレスを加工して使っていましたが、今後は真鍮ベイルハンドルに銅メッキをした物を使って行こうと思っています。

塗装では出せないメッキならではの味があるランタンが出来ました。

メッキ自体は挑戦するには比較的簡単ですが、廃液の処理がどうしても大変ですので、挑戦される場合は後のことも考えてから挑戦してくださいね。

 

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