6mm丸棒で薪バサミを自作してみたけど・・・。
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この記事の目次

薪ばさみと言えばテオゴニア?

「薪ばさみ」と言うと【テオゴニア(TEOGONIA)】が有名ですよめ。

 

 

でも、焚火アイテムとしては4,000円近い商品で少々お高いですし、コメントを見ると使いにくいと言った意見も多く見られました。

確かに見た目はカッコイイから、焚火との相性は抜群ですが、ホームセンターで売っている「練炭ばさみ」の方が使いやすそうに感じます。
また、各パーツも簡単な構造となっているので、自作で類似品を作ってみることにしました。

 

追記:6mm丸鋼では強度的に問題があって使いも物にならなかったので、13mmの異型鉄筋を角棒に加工して丈夫な薪バサミを自作してみました。

 

追記2:角棒で作った薪バサミだと重くて子供達が使いづらそうだったので9mm丸棒で再度可愛い薪バサミを作ってみました。

 

薪ばさみを自作してみた

 

材料は、自宅にあった6mmの丸棒を使います。
短いほうが420mm、長いほうが600mmぐらいだったと思います。

 

 

先端から30mmの部分と、230mmの部分に印をつけて、テオゴニア風に曲げます。

 

 

丸棒を曲げただけなのに、一気に雰囲気が出ました。

 

 

重なっている部分に印をつけて、後で潰していきます。

 

 

似非鍛冶屋

 

鉄塊とバーナー、玄翁を準備したら似非鍛冶屋の始まりです。

 

 

バーナーで真っ赤に炙って

 

 

玄翁で叩いてを繰り返します。

 

 

6mmの丸棒なので、バーナーでも真っ赤にすることができます。

 

 

先端部の完成。一気に雰囲気がアップしましたね。
続いて、重なる部分を叩いていきます。

 

 

完成。

 

 

若干、厚みが違いますが固定してしまえば何とかなるでしょう。

 

 

ドリルで穴を空けます。

 

 

鉄のリベットの手持ちがないので、今回は釘で代用しました。

 

 

バーナーで炙って叩けば、釘でリベットのように使うことができますからね。

 

 

はい、完成。持ち手は万力を使って写真のように曲げました。

写真ではほぼ完成に近づいていますが、このまま薪を挟むと、叩いて薄くなっている稼動部が柔らかいので曲がってしまい、薪を掴むと毎回手直しが必要なので、できるかどうか分かりませんが焼きいれしてみるとことしました。

 

焼きいれ・焼きなましをしてみたけど・・・

完全に素人なので、ネット色々しらべて行いましたが、素人が家で出来ることには限りがあるので、なんちゃって「焼きいれ」と「焼きなまし」ですけおどね。

 

 

稼動部を10分以上真っ赤に加熱し、数分を放置。

 

 

その後、水に入れて一気に冷まします。これで一応「焼きいれ」できたのかな?
続いて、先端部も焼入れします。

 

 

真っ赤に加熱して

 

 

水にドボン。
その後、再度加熱して、今度は水に入れず常温で冷ましました。これで「焼きなまし」もやったことになりますが、こうでしょうね効果の程は・・・。

 

持ち手の自作

 

庭に転がっていたサクラの木からいくつか持ち手候補を切り出してきました。
その中から丁度よさそうなサイズを選んで、ナイフで形を整えていきます。

 

 

少し、太めに、表面も粗めに仕上げて、穴を空けて持ち手の完成です。

 

薪ばさみ完成

 

持ち手も差し込んだら、薪ばさみの完成です。
本体金属部分は油(オリーブオイル)を塗って、バーナーで炙ってを繰り返して、薄い油の膜を作って黒錆風にしてあります。ダッチオーブンなどのシーズニングの要領で行いました。

 

 

長さ200mmほどのコナラの薪なら問題なく持ち上げることができる程には鉄が硬くなりました。

 

持ち手のドレスアップ

 

最後は、持ち手に乾性油の「アマニ油」を塗って仕上げます。

 

 

アマニ油は、1日ほど乾燥させるとしっかり乾燥してベトベトしないので、木材なので仕上げには重宝する油です。
オリーブオイルなどは湿製油なので、乾燥することはありませんので、木材の仕上げに使う油は「アマニ油」や「クルミ油」などの乾性油を使いましょう。

 

 

穴に、パラコードを通したら「薪ばさみ」の完成です。

テオゴニアの実物を見たことがありませんが、結構無骨でカッコイイ薪ばさみが出来たと思います。

 

庭キャンで使ってみた感想

ん~、やっぱり6mm丸棒で作ったから強度的な問題で、長く重い薪(400mm程度の樫やコナラ)だと、ちょっと歪んじゃいます・・・。

もっと強度の強い鉄材だと歪むことも無くなるのかもしれませんが、ホームセンターで簡単に手に入る丸棒だと叩いて薄くなった部分の強度はどうしても落ちてしまいます。

今回は6mmで作りましたが、9mm丸棒を使って稼動部をあまり薄くしない方法で自作した場合は、重い薪を掴んでも歪むこともなくなるかもしれませんが、今度は本体が重くなっちゃいますからね。

テオゴニアの薪ばさみがどんな鉄材(ss・sm)を使っているかわれば改善の余地があるでしょうが、そこまでするなら購入した方がはるかに楽ですよね。

私は、もう1セット分の材料があるので、今度は稼動部は叩いて薄くせず、簡単に削って結合してみようと思います。
もし、上手く強度を保つことができ、実用に耐えられそうなら記事にしますね。

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