先日、焚火ラックを作ろうとホームセンターに行った際、鉄板が売っていたので丸鋼と一緒に購入しました。
丸鋼は焚火ラックを作成して、家で焚き火をする際に活用しています。早く実践投入したくてウズウズしているのですが、家族の予定が合わずキャンプに行けず実践では不使用ですが、焚火で使ってキャンプでも活躍してくれるだろうと実感しています。
そして買った鉄板を使って、焚火でガンガン使えるフライパンを作ってみることにしました。果たして上手に作ることが出来るのか不安しかありません。
この記事の目次
焚火フライパンを自作
ホームセンターで購入したのは厚さ1.6mm鉄板。本当はもっと厚い鉄板の方がフライパンとしては良いのでしょうが、スキレットやダッチオーブンがあるので、ここはあえて薄い鉄板を使ってフライパンを作製します。その方が簡単に出来るかなという思惑もあります。
鉄板のサイズは300mm×600mm×1.6mmだったと思いますが、忘れてしまいました・・・。
価格は600円ほどだったので失敗してもあまりショックを受ける金額ではありませんでした。
鉄板にフライパンの形を書きました。
鉄板をカット
先ほど、フライパンの形を書いた線に合わせて、ディスクラインダーを使ってカットします。
怪我をしないように慎重に線より少し大きめにカットしました。
このままでは、バリが沢山でているので手を怪我するので、バリをグラインダーを使って綺麗にしました。
ついでに鉄板表面についている黒被も磨いて綺麗にしました。
鉄板を叩いてフライパンへ
さて、準備が整ったのでフライパンを叩くハンマーと鉄塊を用意。
これから鉄板を叩いてフライパンの形に成型していきます。
鉄塊に乗せてハンマーでコツコツ叩いて成型しています。
あっちが曲がったらこっちが戻って、行ったり来たりを繰り返します。
叩くこと1時間、うまくいかない。淵が難しい。
綺麗なフライパンの形になりません。やっぱり真っ赤に加熱しないと鉄が延びないので綺麗な形にすることはできなさそうなので、叩いての成型はここまで。後日、焚火で真っ赤に熱して成型することにしました。
焚火で鉄を真っ赤にしてみた
今にも雨が降り出しそうな休日、朝から焚火をしてフライパンのような物を熱します。
木だけだとあまり高温にならなさそうだったので、竹を大量に投入して送風機(手回し)でビュンビュン空気を送ってガンガン強制燃焼させます。
鉄の厚さは1.6mmですが、そう簡単には真っ赤になってくれません。送風機で空気を送ること10分、少しづつ鉄が赤くなってきました。
写真では解りにくいですが、フライパンは真っ赤になっていました。ハンマーで叩いているところは若干赤みが残っていますね。
熱したら叩く、叩いては熱してを繰り返します。熱しられたフライパンは叩くと不純物と一緒に火花が散ります。
綺麗ですが悠長な事は言っていられないのでひたすら叩き続けます。
少しづつですが、フライパンのような形になってきました。
この時の私は冬なのに汗びっしょり、炎の熱とフライパンの熱とハンマーを叩くことで身体はホッカホカです。
2時間近く、熱しては叩きを繰り返して形が整ってきました。売るわけでもないし、自分が焚火の時に使うだけなので、これ以上は体力と時間の無駄と判断して、最後にフライパンを加熱します。
熱したフライパンを井戸水に入れて「焼き入れ」をしてみました。これであっているかは不明ですけどね。
これで鉄が硬くなるはずです。
でも、このままでは使えないので、鉄製の定めシーズニングを施します。
幸い焚火があるので、焚火で炙ってオリーブオイルを塗っての作業が簡単に出来ちゃいます。
しっかりコーティングを作りたかったので、慌てず焦らず1時間ほどかけてじっくりシーズニングしました。
自作フライパンでソーセージを焼いてみた
子供達に見守られながら初料理です。
ジュージューいい音を立てながらソーセージが焼けています。
薄いフライパンですので、熱くなるのも早く調理時間は短縮できそう。
短時間でソーセージが焼きあがりました。あっという間に子供達に食べられてしまったので、フライパンでの初調理は私の口に入ることはありませんでした・・・。
他にも調理しようと思いましたが、雨が降ってきたので今日はここまで。
一応、フライパンとしての機能は果たしたので成功といえるかな?
肉などの調理に時間を要する料理には不向きでしょうが、野菜炒め・目玉焼きなどの簡単な料理であれば活躍しそうな予感がするので、次の休みは焚火で目玉焼き&野菜炒めでランチにしようかな?
焚火フライパンを自作してみた感想
軽い気持ちで始めた焚火フライパン作り、鉄板を叩くだけでは出来ないことがわかり、急遽焚火で熱することになりました。
時間と労力を使う割には思ったようなフライパンを作ることができませんでしたが、初挑戦としてはまずまずの結果に満足はしています。
実際にキャンプに持っていくかどうかは分かりませんが、しばらく家での焚火時に活用して使い心地を検証してみようと思います。
次回、フライパンを作製するようなことがあったら3.2mm厚の鉄板を買ってきて挑戦したいようなしたくないような。
焚火の火力でも鉄が赤くなることが分かったのは収穫ですね。これでナイフの自作も出来そうだし。
上手い下手はあるし、失敗・成功もある自作ですが、やっぱり自分で作った道具には愛着が湧くので今後もドンドン自作していきますよ。自作だと費用もそれほどかからないので、失敗してもダメージは少なめです。
皆さんもキャンプ道具の自作に挑戦してみましょう。