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この記事の目次
ケロシンバーナーニップル補修してみる
最近、昔流行った真鍮製のケロシンバーナーを買いあさっています。
以前、実家に「ラジウス」や「マナルス」など、父親が使っていたバーナーがあったのですが、引越しの際、母親に全て廃棄されてしまった反動もあるかもしれませんが、せっせと買いあさっています・・・。家族に白い目で見られても関係ありません!
中古で購入するケロシンバーナーは磨けば綺麗になります。パッキンやガスケットを交換することで普通に使えるようになります。
ただ、殆どの中古バーナーではバーナーヘッドのニップルが劣化しています。その結果、赤火が多くでてしまっています。
新しいニップルが売っているので購入して付け替えることで問題は解決するのですが、折角なのでニップルを補修してまた使えるようにしてみようと色々検索した結果、多くの方が実践している方法が見つかったのでチャレンジしてみようと思います。
ニップル補修に必要な道具
大まかに5つの道具が必要です。
- ピンバイス
- ドリル(0.35mm・0.4mm・0.45mm・0.5mm・0.55mm)
- ニードル24G(内径0.3mm)
- 銀ロウ
- バーナー
以上の道具が必要です。私は銀ロウとバーナーを持っていましたが、それでも新しく買い足したもので3,000円ぐらいかかりました。銀ロウとバーナーも買うとなると全部で7,000円~8,000円ほどかかるので、あまりニップルの補修を行なわない場合は新しいニップルを買った方が安いですよ。
私は工作するのが好きなので買っちゃいましたが・・・。
ニップル補修やってみる

ニップルの補修前の燃焼は写真のように、赤火が結構出ていますね。
これでも使うにはあまり問題ではないと思いますが、折角なら青火がいいですね。
果たしてニップル補修で青火になるのか!!!

ドリルはとっても小さい(細い)ので無くならないように注意しましょう。

補修するのはこちらのニップル。

0.3mmのドリルはすんなり通過。

0.35mmのドリルは通りませんでしたが、簡単に穴が開いたことから0.33mmぐらいの穴になっていたのかなって思われます。
0.4mm・0.5mmまで穴を開けました。
私が買ったニードル24Gは針の部分の外径が0.5mmだったので、0.5mmで入るかと思ったのですが、全く入らなかったので0.55mmのドリルで穴を開けました。
購入するニードル24Gの外径を確認してから作業しましょう。確認しても中華製だと結構いいかげんですから注意しましょうね。

なるべく垂直に穴にニードルを差し込みます。結構力が必要です。

サクッとロウ付け。ロウ付けは回数こなさないと感覚つかめないと思いますので、練習してから挑戦しましょう。これぐらいのサイズだとニップルだけにバーナーの火を当てておけばロウ付けできます。ニードルには火を当てないようにしましょう。すぐに赤くなりますから。

ミニルーターでニードルをカット。ニッパーでもカットできますが、折角の穴がつぶれるかもしれないのであまりおすすめできません。

穴は0.3mmのドリルはすんなり通るけど、0.35mmは全然通りません。
早速、Svea121に取り付けて燃焼具合を確認してみます。

明らかに赤火はなくなり、青火になりました。写真ではわかりずらいですが、結構良い感じです。

ニップル補修してみて感じたこと
正直、補修大変です。楽しくもありましたが。
1台のケロシンストーブのレストアであれば新品ニップルを買った方がいいでしょう。
沢山中古のニップルがある場合は補修しても良さそうですね。
補修した穴はステンレスになるので、真鍮に比べ長持ちするでしょうから、一度補修したら一生物になるかもですね。
機会があれば皆さんも補修してみてはいかがでしょう?







