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この記事の目次
メルカリでmanaslu126を購入
最近、昔流行った真鍮製のケロシンバーナーを買いあさっています。
以前、実家に「ラジウス」や「マナルス」など、父親が使っていたバーナーがあったのですが、引越しの際、母親に全て廃棄されてしまった反動もあるかもしれませんが、せっせと買いあさっています・・・。家族に白い目で見られても関係ありません!
今回はたまたまメルカリを見ていたら見つけた「マナスル126」。
ジャンクと表示があるけど写真で見るだけだと特に大きな問題は無さそうに見えました。説明文も「ジャンク品とご理解の上、ご購入下さい。」だけなので正直不安しかありません。
しかし、ローラーバーナーが2つ付属されるのが決め手で購入してみました。
届いたマナスル126がこれ

届いたマナスル126。
ぱっと見は「フレームリング」が欠品、写真にはありませんがパンサポートは無残に切られた状態でした。パンサポートは自作すればいいし、フレームリングも社外品を購入すればOKでしょう。

ローラーバーナーはスマホ画像では気が付きませんでしたが、2つとも「ニップル」がありませんでした。こちらも社外品を持っているので装着すればいいので大きな問題ではないかな?

ライジングチューブがマナスルの物ではなく、プティマスのローラーバーナーが装着できるサイズの物が装着されていました。
そして、何故か不自然に浮いてる・・・・。
何故?
えっ!!

取れたんだけど・・・・。
マジで・・・・。
今まで多くのジャンク品を購入してきましたが、ここまで破損されているなんて!しかもメルカリの写真には一切この画像なかったんですよね。
流石に、出品者に確認しようかと思ったのですが、ジャンクと書かれている以上、致し方ないのかな?まっ直せそうだからいいけどと細部を調べてみると、あちこちネジ山がすり減っていたり、ガジッた跡があったり、タンク底部淵は波打っているしとかなりのガラクタ感満載のマナスルでした。
部品取りとして使おうかと思いましたが、ここまで破損していたり消耗していると、このバーナーは直して使っていこうと固く決意しました。
最後のレストア中に気が付いたのが、オプティマスのローラーバーナーはニップルが斜めにしか装着できない不良品でした。
マナスル(manaslu)126レストア
さて、金額の割にはボロボロだったマナスル126。
これ購入したらすぐに使おうと考えていた人が購入しなくて本当に良かったと思います。このままではまともに使うことは勿論できませんからね。
販売するにしても、簡単にジャンク表示だけでなく、ここが壊れているなどしっかり表示するべきだと思いますけどね。少し悪質に感じるのは私だけでしょうかね?
さて、気を取り直してレストアしていきます。
ライジングチューブ取り付け部補修

まずは、ねじ山が馬鹿になって空回りする、この部分。
ライジングチューブを取り付ける部分ですが、正式名称がわからない部分を直していきます。
結構、力のかかる部分なので、ロウ付けも考えたのですが

この下のチューブが半田付けなので、ロウ付けするとなるとこの部分もロウ付けする必要があるので、まずは半田で直してみて、やっぱり強度的に弱ければ全部ロウ付けしなおすことにします。

最初に、接着剤か何かで直そうとした跡があるので、この部分を綺麗に清掃。

スポンジやすりで付着した接着剤の後を取り除き簡単にタンクを磨いてみました。

次に半田用の鉛を叩いて薄くシート状にしてフラックスをたっぷり塗って

馬鹿になったネジに巻き付けました。
このまま、タンクに装着させます。

タンク上部との隙間にも薄く伸ばした、半田を押し込んだら、バーナーを使って半田付けします。
あまり長時間熱すると、チューブがタンク内に落ちてしまうので、こればかりは感覚でいい感じ半田します。

こんな感じで半田付け完了。はみ出し部分は磨けばもっと綺麗になると思います。ライジングチューブをしっかり装着してみましたが、半田が取れることはなさそうなので、この状態でレストア続けることにします。
パッキン類を取り外す

キャップなどのゴムパッキンや鉛パッキンを取り除きます。
さらにポンプを取り出してみたら、革ポンプカップを押さえるナットがありませんでした。
さらにポンプを本体に取り付ける箇所のネジも薄くなり少し馬鹿になっていました。こちらはノンリターンバルブが正常であればここから燃料が漏れたりすることはないので、このまま使っていきます。

写真の部分ですね、ここないとタンクに圧かけれないので、アマゾンでM8の真鍮薄ナットを注文したました。
が、直ぐに確認したかったので、手元にあるもので簡単に作ることに。

は材入れにあった、1.5mm厚の板を成形してねじ切って

取り合えず、ポンプカップを取り付けられるように加工しました。
各部品の洗浄
各部品の確認が済んだので、タンク及びパーツを洗浄していきます。

過炭酸ナトリウム(オキシウォッシュ)を使って、タンク内などの汚れを取り除きます。

バケツに入れてオキシウォッシュをたっぷり振りかけたら、50℃ぐらいのお湯をたっぷりかけて反応させます。

透明だった水が写真のように茶色になり、汚れが取れたことがわかります。

しっかり水洗いしたら

今度は10%程度の濃度の塩酸で酸洗浄します。
塩酸を使わなくても100均で売っているクエン酸でも酸洗浄できますが、塩酸を使うより時間がかかりますので、私は塩酸を使っています。

酸洗浄が終わり、重曹で中和したのが上の写真です。
ほんのりピンク色になりました。

近くに、未整備のペトロマックスがあったので比べてみました。
マナスルはペトロマックスよりも酷い状態でしたが、洗浄することですっかり綺麗になりました。
タンクの漏れ確認
本当は最初に行えば良いのですが、パッキンの脱着が面倒なので、私はいつも洗浄が終わった後に漏れ確認しています。
明らかにおかしな様子な個体は初めに漏れの確認をしますが、普通の見た目をしていれ漏れはないと思います。

パッキンを作成して圧をかけたら

水を張ったバケツにドボン。
しばらく角度を変えながら漏れを確認しましたが、漏れは無しでした。
磨き
タンクの漏れがなかったので、いよいよタンクを磨いていきます。いつもスポンジやすりを使って磨いていて、最後にバフをかけるかどうかはその時の気分で使い分けています。
初めからバフをかけると、ついつい磨きすぎるので初めは手作業です。

途中経過をすっかり忘れて磨きに夢中になり、中仕上げまで進めてしましました。中仕上げでこんか感じです。
これでも十分綺麗ですが、もう少し磨いていきます。

3Mのスポンジやすりが無かったので中華製のやすりかな?を使って仕上げます。
表示上は1500番手らしいのですが、ちょっと荒い感じがします。

3Mならもっと鏡面に近くなりますが、中華製だとここまでかな?
バフ研磨しても良いのですが、今回はパス。アルミポリッシュもピカールも使わずこれにて、磨き完了です。
アンティーク加工

せっかく磨きましたが、真鍮の黒染液を使ってアンティーク加工を行います。
これ色の調整は大変です、夏場なんかはドンドン反応が進んじゃうので、アンティーク加工する場合は冬など気温(水温)の低い時の方が反応がゆっくりなのでやりやすいですよ。

こちらがアンティーク加工直後です。
このままだとちょっと味気ないので、ある方法で磨きます。
すると

一気に艶が出ます。

さらに濃淡をつけることで使われた感じに仕上げることができます。この色は時間とともに変化するので、磨いて終わりよりも綺麗に計時変化を楽しめます。
磨いただけだと、あまり綺麗に計時変化しないので、レストアする際は少しだけでも酸化被膜は付けた方がよいと思います。
テスト燃焼
早速、一緒に入っていたローラーバーナーを使います。

しっかり、予熱して燃焼開始!
しっかり燃焼したに感動して写真を忘れました。
続いてサイレントバーナーでテスト。
このバーナーはサイレントバーナー仕様にして冬の暖房用に使う予定です。

しっかり燃焼しています。

半田付けした部分も30分以上燃焼しても漏れはないし、半田に異常も見られないので、このまま使っても大丈夫でしょう。

Amazonプライムでアニメを1話見ている間中も燃焼させていましたが、特に問題は見られませんでした。
届いたときは、過去一最低のジャンク品が届いたと少し悩みましたが、終わってみれば楽しくレストアできました。
少しは自分でレベルも上がったかな?
真鍮製のケロシンバーナーは大きな破損(破壊)が無ければヤル気と根気と根性があれば、かっこよくレストアできます。
それなりの工具などが必要ですので簡単に紹介しておきますので、挑戦してみようと思う方は参考にしていただけると幸いです。
- ローラーバーナー パーツ 10点セット
各パーツ交換に必須。レストアするなら必ず準備しましょう。
- オキシウォッシュ
タンク内やローラーバーナー内部の洗浄に最適
- クエン酸
真鍮パーツの洗浄に
- 重曹
中和は必ず行いましょう。
- 3Mスポンジ研磨剤
汚れ落としや仕上げ磨きにあると便利
- BUSCHブッシュアルミポリッシュ
鏡面仕上げを目指すならピカール前に使うと最適
- ビカブラッキーC
アンティーク加工するなら持っていたい反応液、高いけど
- 半田、フラックス
壊れたパーツの装着など、あまり使いたくないけど
- マナスル用ニップル
赤火が多くなったり破損したら交換しましょう。
他にも、ペンチやらなにやら工具を使いますが、数が多いのでここでは紹介しきれません。あとは保護具(手袋やゴーグル)なんかもあると安全に作業できるので用意しておきましょう。
私はレストアを推奨している訳ではありませんので、ご自身で出来ないと判断したら修理を専門に行っている方などに依頼しましょう。







