とある休日、妻の携帯に知り合いから電話があり「ロケットストーブ試作したからいる?」ってかかってきました。
妻に「いる?」って聞かれて、どんなタイプなのかも分からなかったですが、取り合えず貰える物は貰っておいて、後で改造すればいいかなって思って「いる」って答えておきました。
そして、翌日知り合いが試作のロケットストーブを持ってきてくれたのですが、想像していたものよりもしっかりロケットストーブでした。
カラー角パイプ(サビ止め塗装)で作られた本格的なやつです。
カラー角パイプはこんなやつです。
ね、よくメルカリやヤフオクでみる材料で作られたロケットストーブです。
で、試しに燃焼させてみると全く問題なく燃えるので、改造することなく使用することにしました。
が、やっぱり錆止めの塗料が焼けてしまってこのままではいずれ、真っ赤に錆びてしまうので耐熱塗料で仕上げることにしました。
ロケットストーブを耐熱塗料で仕上げる
写真が貰ったロケットストーブ。試し燃焼で錆止め塗料が焼けたので、グラインダーと紙やすりで綺麗にしました。
パーツクリーナーで埃や油分を取り除いて塗装に入ります。
今回使う耐熱塗料はコレ。
LAVEN(ラベン)耐熱塗料ブラック ツヤ消し です。
今までは「KURE(呉工業) 耐熱ペイントコート ブラック」を使っていましたが、耐久性が低いのか高温になりすぎるからか、しっかり加熱硬化させても、持ちが悪かったので変更してみました。
上の写真が塗装直後の写真です。艶消しブラックですが、塗装した直後から触れる程度に乾燥しています。
KURE製品は、翌日になってもベタベタで指紋が付いてしまいましたが、LAVENはそんなことなく取扱い易い耐熱塗料です。
塗装後、しばらくは乾燥させてみたりもしたのですが、缶裏面の説明を読んでも乾燥時間が書かれておらず、「塗装後、150℃~200℃で15分以上加熱乾燥させ、塗膜を硬化して下さい。」とあるので、早速加熱することにしました。
加熱と言っても薪を燃やすだけなんですけどね。
最初の硬化は150℃~200℃で15分以上とあまり高温してしまってはダメだと思い、薪を少しづつ足しながら温度が上がらないようにゆっくり硬化させてみました。
結果、塗装が剥げることなくいい感じに仕上がったので、今度は温度を上げながら2時間ほど本格的に塗料を硬化させてみることにしました。
薪の量を増やして、温度をドンドン上げていきます。
本格燃焼ではありませんが、ヒートライザー(煙突)を覗くと炎が見えます。
そして、ゴォーと言う音もしっかり聞こえるので、ロケットストーブとして機能しています。
秋の晴天、日向ぼっこしながら薪を追加して優雅な休日を満喫。
ゴトクも一緒に貰ったので、ケトルでお湯を沸かして、カップラーメンを食べたり、まったりタイムです。
やっぱりロケットストーブだと煙がほぼ無いので、ケトルのお湯が煙臭くならないのでいいですよ。
焚き火で少し煙臭くなったお湯も好きではありますが、やっぱり無臭のお湯の方が私は好きです。
2時間ぐらいしっかり加熱硬化させたので、いい感じに仕上がりました。塗膜も剥がれたりせず、しっかり密着しているようにも感じます。後は、どれぐらいの耐久性があるかどうかですが、使いながら確認してみるつもりです。
今までは、価格の安い「KURE(呉工業) 耐熱ペイントコート ブラック」を使っていましたが、塗料の乾燥時間などが必要ないので、今後は「LAVEN(ラベン)耐熱塗料ブラック ツヤ消し」を使っていこうと思いました。
貰ったロケットストーブは、存在感のある大きさなのでキャンプなどには持っていけないので、家で遊ぶ時に今後はチョクチョク活躍してくれるでしょう。