以前、焚き火の時使える小さなアイアンラックを自作しましたが、今度はローテーブルになったり棚になる2Wayタイプのアイアンラックを自作することに挑戦。
使う溶接機は【スズキッド 交流アーク溶接機 『ホームアークナビプラス』】と言う100V家庭用溶接機です。
この記事の目次
2wayアイアンラック自作(DIY)
今回も使う鉄棒は13mmの異型鉄筋をホームセンターで5.5mで購入してカットして使用します。
本当は丸鋼で作ったほうが、板に傷があまりつかないので丸鋼が購入できる方は丸鋼で作ることをおすすめします。
2wayアイアンラックの材料と設計
異型鉄筋にはサイズがあります、9mm・13mm・16mmが売っています。
強度や扱いやすさを考えると13mmの異型鉄筋1択 です。
異型鉄筋13mm | 5500mm×2本 | 780円 |
杉 破風板 | 24×150×1830mm×2枚 | 1枚1,000円程度 |
今回自作したアイアンラックの寸法。
異型鉄筋は全部で6256mmですので、異型鉄筋のカットをしっかり行って次回作にまわせるようにカットします。
今回このサイズにしたのは、板の横幅が150mmだったので150の倍数で決定しました。
このサイズが我が家のキッズ達に好評だったら、今後はロースタイルのキャンプを取り入れていこうと思っています。
天板の作製
ローテーブルでの利用がメインとなると思うので塗装はオイルステン。
その前に紙やすりで板の表面をサンダーで#120⇒#240⇒#320の順番でやすりがけします。
塗装で大事なのが前処理、このやすりがけを怠ると仕上がりが断然違います!
オイルステンで塗装する時は、色移り防止の為に仕上げにニスを塗ります。これを怠るとドンドン色移りしちゃいますよ。
以前パソコンデスクを自作した時、ニスを塗らなかったらドンドン色が抜けてしまって残念な結果になりました・・・。
オイルステンは2度塗り、1度目が乾燥してから塗りこみます。
ドンドン色が濃くなっていくので好きなタイミングでふき取ることで、ある程度自分で色を調節できるので初心者には使いやすいので私は大好きな塗料です。
キャンプで使う時に、飲み物や食べ物がこぼれても汚れが目立たないように結構濃い目に仕上げました。
仕上げは木工用ニス。少し厚めに2度塗り、最後に#1000の紙やすりで仕上げました。
ラック部の作製
ホームセンターで2本の異型鉄筋を購入して、設置してある高速切断機でカット。
無駄を極力減らすカットをしていたので時間がかかり、待っている人に迷惑をかけることになってしまいました。
溶接・溶接。
カットした鉄筋を図面(絵)を見ながら間違わないように溶接していきます。
溶接の秘密兵器、コーナー クランプ 木工用 溶接 固定 バイス 直角 で鉄筋を固定します。
兎に角これは便利、いままで苦労した直角出しが簡単に出来るので溶接や木工時の直角出しに苦労している方は必須です。
コーナークランプを購入してから溶接の仕上がりが格段にアップしました。
回数を重ねているから上達もしているとは思いますが、ラックの溶接が2つで1時間もかからない程に上達です。
寸法も2つのラックを重ねてみても誤差程度の違いしかありませんでした。
仮組、ラックの塗装前に寸法通り板が入るかチェック。
近くにあったチェーンソーを乗せてみました。ちなみに私が座ってもビクともしませんでした、強度よし!
ラッカーつや消しブラックで塗装、その後つや消しクリアで再塗装。
つや消しクリアで上塗りすることで天板への色移りが格段に減ります。
天板のバージョンアップ
ローテーブルで使うとき150mmの天板を4枚ラックに差す作業ははっきり言って手間なので、天板を2枚1組にします。
厚み3mm幅25mmフラットバーが丁度サイズ的にもよさそうだったので、家にあったフラットバーを280mmにカットして天板に合わせてみたらピッタリだったのでチョイス。
天板に合わせてマークし、2.5mmのドリルでドリルで穴を空けていきます。
ちょっとズレてしまいましたが、使うのが自分なので細かいところは気にしません。
ここでワンポイント。
フラットバーは天板に釘で打ち付けるのですが、穴を空けただけだと釘の頭がフラットバーから飛び出してしまって危ないので、釘の頭と同サイズのドリルで頭分の厚みだけ削ります。
左側がドリルで穴を空けただけの状態、釘の頭が出っぱっているので怪我の元となり危ないです。
右側が釘の頭分ドリルで削った後です、釘の頭が出っぱっていないので、ひっかかりの心配がなくなります。
塗装後、天板にくっつけました。
2枚の板を上手にくっつけるのは大変、板は歪むし、フラットバーは逃げるし・・・。
悪戦苦闘しながらも何となくくっつきました。
左右に板が微妙にずれている・・・。
まぁー気にしない気にしない、使うのは自分のだしね。
2wayアイアンラック完成
フラットバーで天板を2枚1組にした結果、ローテーブルスタイルの設置が簡単になりました。
4枚の板で設置していたときは、1枚がずれたり、ずれた板を直そうとしたら他がずれたりとちょっとイライラしたりもしていましたが、2組の天板をセットするのは簡単でした。
ラックスタイルも1枚づつの設置なので滅茶苦茶楽チンになりましたよ。
月末にはいよいよ今年初めてのキャンプに出かけるので実践での使用&感想は次回ブログで紹介しますね。