メルカリで真鍮を使って、キャンプなどで使える小物を販売しています。
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いつもはピカピカにバフがけして出品しているのですが、アンティーク加工した物の販売もしたいと色々考えていました。
ツイスト加工時に出来る「焼け」を残したり、あえてバフがけを行なわない「マッド仕上げ」などにも挑戦してみたのですがどうもピンと来なくて(手抜きに感じてしまって)、どうせなら鏡面仕上げ後に真鍮を黒く染色してアンティーク感を出せないかと検討していました。
色々とネットサーフィンした結果、「スクラビングバブル(トイレ洗剤)」で真鍮を黒くしているブログを発見したので早速黒染めに挑戦してみました。また、それから少したって真鍮などの黒染め液「トビカブラッキーC」を購入して黒染めも行なったので、比較できるように記事に残すことにしました。
この記事の目次
真鍮をスクラビングバブルで黒くする
ホームセンターなどで簡単に入手できる「スクラビングバブル」。
ネットでも買えますが、私が調べた限り「カインズホーム」が1番安く購入できました(2023年時点で1本198円)。
では早速真鍮を黒く染めてみましょう。先ほどから染めると言っていますが、染めるのではなく酸化させて黒くしますので染色とは異なり化学反応ですね。
スクラビングバブルとケースと真鍮の端材を用意。
パーツクリーナーで油脂を取り除いて(油脂が残っていると綺麗に染まりません)。
真鍮がしっかり浸かるようにスクラビングバブルをかけます。
しばらくすると発砲が始まり、真鍮の色が黒ずんできます。
そして液は茶色く変色していきます。
取り出すタイミングは、真鍮の色を見ながら好みのタイミングで取り出しましょう。
私は30分ぐらい漬け込みました。
上が何もしていない真鍮で、下がスクラビングバブル処理をした真鍮です。
おぉー、スクラビングバブルで真鍮が黒く変色しました。黒といっても濃い茶色に近いイメージですね。
続いて「トビカブラッキーC」でも黒染めしていきます。
真鍮をトビカブラッキーCで黒くする
トビカブラッキーCは銅・真鍮・亜鉛専用の黒染め剤の為、簡単には購入できませんし、高い。
私はネット通販で購入しましたが、1リットルで8,129円と滅茶苦茶高い。
また、1リットルですが実際の使用は7倍希釈になるので実質7リットルもの黒染め液となります、さらに保存できちゃうので何回(限界アリ)でも使用できますので、趣味で使うにはかなり量が多いです。これが私が購入を躊躇した大きな理由です。
でもでトビカブラッキーCを検索してもなかなか情報が出てこないので人柱で購入です。これで黒くならなかったら・・・・。
そうそうトビカブラッキーCは購入すると、専用葉書が同封されていて住所氏名などを書いて返送する必要がある劇薬ですので、お取り扱い注意です。
購入した翌日に届いたトビカブラッキーC。
常温黒染剤ですが、この日は最高気温8度と寒いですが、しっかり染まるのか少し心配。
しっかり計量して1:6で7倍希釈しました。
写真左の黒いものはスクラビングバブルで黒く染めた真鍮です。
そして右がこれから染める真鍮です。
パーツクリーナーで油脂を取り除いたら、トビカブラッキーCにダイブ。
寒い日でしたが、入れてすぐに茶色く変色しだしました。
3分ほどでいい感じに黒くなってきたので、液から取り出して水洗い後、ウエスで水気を取り除いて
右がトビカブラッキーCで染色した真鍮です。油脂がしっかり取り除かれなかったからか、少し斑だし漬け込み時間が短いからか、スクラビングバブルの方が黒く見えますね。
但し、どちらも真鍮が黒くなりました。
「スクラビングバブル」と「トビカブラッキーC」で黒染めまとめ
「スクラビングバブル」と「トビカブラッキーC」を使って真鍮の黒染めに挑戦した結果、どちらも真鍮を黒く染めることができました。
入手+お手軽さで言えばスクラビングバブルの方がいいですね。但し、液の保存ができないのか、数日後に真鍮を漬け込みましたが泡も発生せず黒染めはできませんでしたので、使いきりになるかと思います。
逆にトビカブラッキーCはしっかり密閉することで何回も再利用(限界アリ)できるので、定期的に真鍮を黒くする場合はトビカブラッキーCのほうがコスパが良くなる可能性もあります。ただ劇薬ですので保管などには注意が必要ですね。
私個人としては、メルカリなどに作製した真鍮製品を販売している為、今後定期的に黒染めをすることになるでしょうからトビカブラッキーCを購入して正解だと思っています。毎回スクラビングバブルを購入しているとコスパが悪いですからね。
小物を少量黒染めする場合はスクラビングバブルで十分だと思いましたので、皆さんのご利用方法に応じて利用を検討してみましょう。スクラビングバブルなら使ったらトイレの掃除にも使えますからね。
ソイルスティックを黒染めしてみた
普段メルカリなどで販売している真鍮製のソイルスティック(観葉植物などの移し変えに使用)。
パーツクリーナーだけではしっかり油脂を落とせないので、ビニール手袋をして食器用洗剤でしっかり洗浄+パーツクリーナーでしっかり油脂を落としました。
ピカピカ鏡面仕上げのソイルスティックをトビカブラッキーCにドボン。
すぐに反応。
今度は5分ほどしっかり漬け込み、黒くしてみました。
ん~いい感じに黒く(若干青っぽい)なりました。
このままでは、折角の真鍮の良さが感じられませんので、エッジ部分はピカールなどで真鍮色を覗かせてからメルカリに出品してみることにします。
気になる方は私の「出品」を覗いてみてくださいね。
これで真鍮に新たな新色が加わりました。