真鍮を使ってモンベル焚火台のゴトクを自作してみた
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真鍮に興味を持ち、知れば知るほど真鍮は面白い素材なんだなぁ~って思っている今日この頃。
ホームセンターとAmazonで素材を集めて色々自作するのが週末の日課となっています。
真鍮は鉄と違って、計時変化が楽しめる素材なのも魅力的ですよね。古いランタンなんかは真鍮製だし。

 

この記事の目次

真鍮を使ってゴトクを自作してみた

 

ホームセンターやAmazonで買い込んだ真鍮の素材のうち、今回のミニランタンハンガーで使う素材はコチラ。

 

 

  • 真鍮丸棒5mm×1000mm×2本:1本428円円
  • ロウ材シリーズ RZ-102 リン銅ロウ φ1.6×300mm:713円
  • フラックス RZ-200 銀ロウ用:649円

 

 

 

 

真鍮の丸棒などはネットで買うと送料が高いので、お近くのホームセンターで買いましょう。
ロウ付け素材はAmazonが1番安く購入できますよ。

 

真鍮で mont-bell フォールディング ファイヤーピット用ゴトクを自作

 

先日、丸鋼を使って mont-bell フォールディング ファイヤーピット用のゴトクを作りましたが、今度は同様のゴトクを真鍮を使って自作します。鉄よりも真鍮の方が使った後の処理が楽だと思うし何より風合いが良さそうですからね。

丁度サイズ的に、耐火レンガ2個分が mont-bell フォールディング ファイヤーピットのサイズになっているので、耐火レンガに合わせて作れば簡単に作れるかもしれませんね。

 

 

真鍮の焼きなまし

今回使う真鍮の丸棒は5mmとそれほど太くないので、なまし作業をしなくても曲がると思いますが、真鍮の特性を理解する為に焼きなましを行いました。

 

 

耐火レンガで覆いをして家庭用バーナーで加熱します。

 

 

真鍮は鉄よりも融点が低いので家庭用のバーナーで十分、焼きなましができます。

 

 

真っ赤になるまで加熱しなくても柔らかくなるので、興味がある方は実践あるのみで感覚を掴んでみましょう。

 

 

1000mmの真鍮丸棒をなますと自重で簡単に曲がってしまいます。手で簡単に戻すこともできるほど柔らかくなります。焼きなましができたらいよいよ成型していきます。

 

ゴトクの成型&ロウ付け

 

簡単に曲げることができますが、mont-bell フォールディング ファイヤーピットにピッタリ合うゴトクを作るので、数回の試行錯誤を繰り返しながら成型しました。

成型できたら、いよいよ初体験のロウ付けとなります。

 

 

リン銅ロウは作業難易度は普通らしいですが、簡単なロウ付けもしたことがないのでどうなるか不安ですが、やりながら感覚を掴めばなんとかなるでしょう。

 

 

まずは、ロウ付けする切り口をヤスリで綺麗にして酸化物を取り除き、真鍮をむき出しにします(ここ重要みたい)。

 

 

下準備ができたらいよいよロウ付け。

 

 

フラックスをロウ付けする箇所に塗ります。でも液体なのですぐにレンガに吸収されてしまうので、結構な量を使いましたが、本来はどうしたらよかったのかな?まいいや、ロウ付けしてみよう。

 

 

この後は加熱、ロウ付けですが1人で作業しているのでいきなりロウ付け完了となります。
やってみた感想は、しっかり真鍮を加熱し、フラックスが液状⇒固体⇒液状になり、ロウ棒をそっと結合部に持っていくとロウ材が溶け出せばOKです。ロウ材を結合部に当てるときはバーナーの火が当たらないようにするのがコツかな?バーナーの火に当たるとロウ材が溶けて玉になって上手くロウ付けできませんでした。

この辺りはは試行錯誤が必要ですね。

 

 

初ロウ付け、ん~付いてはいるけどスキマに上手く溶け込んでいません。一応このまま作業を進めましたが、やっぱり上手くロウ付けできていなかったようで、加工時に外れてしまって再度ロウ付けすることになりました。やっぱり奥が深いねロウ付け。

 

 

さて、残りの部分もロウ付けしていきますか。

 

 

写真の右側はあまり上手にロウ付け出来ていませんが、真ん中と左側はYoutubeで見たように、さっとロウ材が流れて隙間に入っていったように見えたので上手くいったのかな?

 

 

反対側も同様に、しっかり加熱、そっとロウ材を流し込むでロウ付けしていきます。
大分、慣れてきたので反対側は全てロウ材が回り込んだように感じました。これでロウ付けは終わりなので両サイドを曲げて焚火台にピッタリ嵌るように加工します。

この時、最初にロウ付けした箇所が取れてしまったので、再度ロウ付けをしました。

 

 

両サイドを焚火台の幅になるように折り曲げて完成です。
とりあえず焚火谷セットしてみます。

 

真鍮で mont-bell フォールディング ファイヤーピット用ゴトク完成

耐火レンガに合わせて折り曲げているので多分、焚火台にピッタリ嵌るはずですが、こればっかりは乗せてみないと分からないのでちょっとドキドキです。

 

 

おっ、ぴったりでした。

 

 

前回、鉄の丸鋼で作ったゴトクと並べてみました。良い感じですね。焚火時には両方を使って調理することもあるでしょうから2個あるのは便利かも。

 

 

焚火時には、ケトルでお湯を沸かしながら、もう片方でスキレットなどで調理も出来そうです。
まだ、1度も火入れをしていないmont-bell フォールディング ファイヤーピットですが、早くキャンプで実践投入して自作したゴトクの使い心地を確認したいと思いますけど、いつになることやら。

もしかしたら焚火中にロウ付けした真鍮ゴトクが崩壊なんてことにならなければいいですけどね。

これで、へっぽこはロウ付けの技術を身につけました(仮)。

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