
中々キャンプに行くことが出来ませんが、相変わらず色々な物を細々と自作しています。
今回はコロナ禍でキャンプが大ブームになっているので、次回キャンプに行く際に近くのサイトの方に迷惑がかからないように、ランタン用のリフレクターを自作することにしました。
以前は普通に販売されていたのですが、今は「ベンチレーターリフレクター」しか販売されていないので、自作するしかありません。
ランタンがおしゃれになる傘ですが、価格が3,000円オーバーと結構します。
そのうち、ベンチレーターリフレクターも自作するかも?
今回自作するのは、ランタンの光を遮断するリフレクターになります。
この記事の目次
リフレクターの材料
初めは、真鍮板かステンレス板を購入してサクッと自作しようと思ったのですが、たまたま立ち寄ったセリアでリフレクターに出来そうなアイテムが売っていたので今回は最安での自作に挑戦です。
買ってきたアイテムはコチラ
セリア:ステンレストレー
ダイソー:ステンレスフリーステー
ステンレス浅型調理トレーのロングタイプでサイズが15×28.5×1.3と加工することで、そのままリフレクターに出来るサイズとなっています。
フリーステーは色々サイズがありますが、私が購入したのは198mmで穴が6mmのステーになります。
穴が6mmだと穴のサイズアップすることなくランタンに付けることができます。
どちらも110円で購入できるので、材料費は2個で220円と激安です。
その他にはボルト、ナットを使うのですが家にあったものを使ったので、購入した場合でも400円あれば自作できます。
但し、グラインダーなどの工具は必要です。頑張れば金切りはさみでいけるかも?
リフレクター自作
今回のリフレクター自作で1番の難所はトレーから板を切り出す作業になります。
少々、危険な場合もありますので、マネをする際は注意してくださいね。
トレーから板を切り出し
初めにグラインダーを使って四隅の角に写真のように切込みを入れます。
四隅のカットができたら、少し広げて金切りハサミでカットしようと思っていのですが、思いのほか切れないので結局、グラインダーを使って切りました。
あまり綺麗にカットで出来なかったので、グラインダーを使って綺麗に形を整えました。
グラインダーで板を切り出す際に少し引っ掛けてしまったので、端っこが歪んでいますが許容範囲と言うことで・・・。
四隅は怪我をしないように角を落として丸く仕上げました。
トレーから板を切り出すことができればリフレクターがほぼ出来たと言っても過言ではありません。後は穴を空けて磨いて丸めて完成ですからね。
ステンレス板の加工
切り出したステンレス板の中心を出して穴を開ける箇所に印を付けます。
穴を開ける箇所にポンチを使って凹みを付けます。
初めは穴がずれないように細いビットを使って穴を開けます。
2mm⇒3mm⇒4mmと穴を開け最後に5mmで穴を開けます。
ステンレスフリーステーを120mmのところで90℃に曲げて、ステンレス板に仮付けしてランタンに装着させました。
ランタンのサイズより少し大きいですが、これならしっかり光をカットできそうです。
写真のランタンは286Aですが、サイズ的に290Aやノーススターにも対応できそうですね。今回は試していませんが今度試して見ます。
リフレクターの位置もステンレスフリーステーには穴がいくつもあるので、ずらすことで対応できますしね。
ステンレス板を磨く
光を遮断するだけなので、このまま板を丸めて完成でも良いんですが、折角なので磨いてみます。
ダイソーのパフと青棒を使って、鏡面仕上げに近づくか磨いてみます。が、あまり効果がない・・・。
綺麗にはあるのですが、鏡面には程遠い感じです。
ダイソーでダメならとピカールで磨いてみます。
材質なのか、ここら辺が限界(体力の)のようなので、これにて磨きは終了です。
もっと初めに紙やすりで#800⇒#1000⇒#1500⇒#2000って磨いてからやれば鏡面になったのかもしれませんが、大変なのでこれで終了です。
ステンレス板を曲げる
CB缶とOD缶を使って板を曲げていきます。
OD缶はレギュラーサイズでは小さいので「500レギュラーカートリッジ」を使いました。
写真のように柔らかい物の上で作業します。今回は座布団の上で写真のようにステンレス板を曲げていきます。
OD缶だけでは丁度良いサイズに仕上がらないのでCB缶も使います。
端はCB缶を使って調整します。
いい感じの曲がり具合になればOKです。後で微調整は可能ですからね。
リフレクター組み立て
早速リフレクターを組み立てます。
組み立てを言ってもステンレスフリーステーと板をボルトナットで留めるだけなので簡単。
はい、完成です。
セリアで買ったステンレストレーがリフレクターになりました。
ランタンに装着してみました。本体との距離は留める穴を変更することで移動できますが、あまり近づけると熱によりホヤが割れる可能性もあるので隙間はある程度開けておいたほうが無難なような気がします。耐熱ガラスですけどリフレクター装着がデフォルトでないので安全をみましょう。
リフレクターの効果を検証
暗くなったので自宅の庭でリフレクターの効果を検証してみることにしました。
リフレクターを装着させているので前方が少しだけ明るいような気がしなくもないです。
横から見ると後ろは真っ暗。
では実際に効果を検証。
リフレクター未装着の場合は、小屋内の石窯がはっきり見えるほど360度光が届いています。
では、リフレクターを装着すると
後ろへの光が遮断されるので、石窯が完全に見えなくなりました。効果バッチリですね。
これならキャンプ場で使った場合、隣のキャンパーに光害を及ぼす心配はなさそうですね。
今回は私は最安でリフレクター自作に挑戦しましたが、結構手間がかかっているので時間があまりない方はステンレス板を購入した方が、はるかに簡単に自作することができます。
四隅のカットと穴開けだけですからね。皆さんも自作に挑戦しましょうね。