冬のキャンプの燃料統一化計画の一環で、コールマンのツーバーナーをケロシン化してみました。
強火にすると赤火になってしまう欠点はありますが、特に大きな改造を施さなくもケロシン化することができました。
これで調理関係は、MSR(ウィスパーライトインターナショナル・ドラゴンフライ)とツーバーナーでケロシンが使えるのでストーブと燃料の共有が出来るようになりました。
残る明かり問題もランタンをケロシン化することで、完全ケロ化が完了するので、ネットで材料を調達してケロシン化してみました。
ちょっと調べると、何もしなくてもケロ化できた方や、ジェネレーターだけでケロ化できた方、ジェネレーター+給油ユニット交換でケロ化できた方、給油ユニット改造でケロ化できた方と色々な方法で皆さんケロ化しています。
沢山の記事を読んだ結果、ケロ化にはランタンの個体差によって施す内容に違いがあるようでした。
中にはケロ化沼に深くはまってしまっている方もいらしたので、私のケロ化ではどのような結果になるか楽しみです。
この記事の目次
290Aをケロシン化の準備
私が施す改造は多くの方が実践しているジェネレーター交換を手始めに行うことにしました。
準備したのは「 639Bジェネレーター」と「プレヒートカップ」の2つです。幸いプレヒートカップはヤフオクで400円程度で落札できたので少し改造費の節約ができました。プレヒートをバーナーなどで行う場合は必要ありませんね。
「 639Bジェネレーター」はコールマンからの供給が少なくなってきているようなので、改造される方は早めに入手しておきましょう。
290Aをケロシン化手順
290Aを分解
まずは、ジェネレーターを交換する為に、290Aを分解していきます。
この薄いナットを緩めることでバーナーフレームを取り外すことが出来るようになります。
バーナーフレームを押さえているパーツはなくさないように保管しましょう。
既存のジェネレーターを外しましょう。これもガソリンに戻す際に必要ですので、大切に保管しましょう。
ここまで、分解できたら後は部品を交換して組み立てるだけで、一応ケロシン化の完了となります。
290Aの組み立て
用意しておいた「 639Bジェネレーター」と交換して、先ほどと逆の順番で組み立てていきます。
組み立ての途中で「プレヒートカップ」を忘れずに組み込みましょう。私は1度組み立てが終わってから「プレヒートカップ」の装着忘れに気がつき再度分解した苦い経験があるので、忘れないようにしましょう。
組み立てが完了したらケロシン化は完了となります。
後は夜になったら燃焼テストを行い問題が発生しなければOK。
ケロシン化した290Aの点灯テスト
夜になったので、早速点灯テストを行います。新品のマントルを付けて、プレヒートカップにアルコールをたっぷり注ぎ火をつけます。
プレヒートと同時にマントルの空焼きも行います。格安で購入したプレヒートカップはひび割れがあったので、気になりましたが案の定燃料が漏れて燃焼しています。
プレヒートカップのアルコールが無くなる直前に燃料バルブを軽く開いていきました。
外気温は5度ぐらいでしたが、問題なくプレヒートできたようで点灯しました。
ホヤが汚れているのが凄く気になりますが、燃焼は全く問題なく明るく点灯しています。
2時間ぐらい点灯予定だったので、時間つぶしも兼ねて自作したウッドガスストーブで焚火を楽しみました。
ランタンと焚火のコラボ。これを早くキャンプ場でやりたい。
続いて、ケロシン化したツーバーナーとのコラボです。
ツーバーナーのメインバーナーが少し赤火ですが、煤の発生もないので、この後お湯を沸かしてコーヒーブレイクとしました。
ケロシン化した290A 問題発生!!!
順調に燃焼を続けていた290Aでしたが1時間を過ぎたあたりから、息継ぎ燃焼が始まりました・・・。
ポンピングをしても、燃料バルブの開閉を繰り返しても改善しません・・・。
ググッた結果、どうやら燃料の供給不足による息継ぎ燃焼のようでした。
つまり、バルブアッセンブリーの供給穴がホワイトガソリンのままで穴が小さくケロシンの供給が間に合わず息継ぎ燃焼になっているので、639バルブアッセンブリーと交換するか、290Aのバルブアッセンブリーの供給穴を大きくするかの改造が必要になります。
新品の「639バルブアッセンブリー」と「290Aのバルブアッセンブリー」の価格は2倍以上の開きがあるので290Aのバルブアッセンブリーの供給穴を大きくする改造が現実的です。
「639バルブアッセンブリー」を購入して改造するなら、Amazonでケロシンランタンを購入した方が良さそうな価格になってしまいますからね。
穴を大きくする改造は、また時間を見つけて行いたいと思います。
これで改善されると良いんだけどどうなるか怖いような楽しみなような・・・。