デイツ真鍮ランタン用シェードを1mm真鍮板から自作してみた
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新型コロナウイルスに感染して体調は完全に復活しまたしたが、10日間の隔離が必須の為、仕事に行くことも出かけることもできないので、いつかやろうと準備だけしていたデイツ真鍮ランタンようのシェードを自作することにしました。

 

この記事の目次

真鍮板でランタンシェードを自作

 

今回用意したのは「真鍮板1×200×300」しっかりとした厚みのある真鍮板にしたのですが加工するのがとっても大変だったのでもっと薄い板厚で作ればよかったとちょっと後悔したので自作される場合は0.8mmとか0.5mmの方が作業はしやすいかなと思います。でも1mmは重厚でなかなか良いですよ。

後は「フリーウェイコッピングソー」。こいつを使って中心部の円を切り抜きます。
1mmの真鍮板を切るには結構な時間がかかりましたけど買ってよかったアイテムです。

 

 

型作り

 

コンパスを使って型を作成。
サイズは大きい円が半径100mm。小さい円が半径36mm。耳の部分はフィーリングで作ってみました。

 

 

出来た型を真鍮板に貼り付けて準備完了。

 

糸鋸でカット(地獄)

 

人生初めての丸歯の糸鋸。NASAも使用しているから結構切れ味に期待しちゃいます。

 

 

真鍮板にポンチでカットラインを出して、ドリルで穴を空けて歯を通したらいよいよカットスタート。

 

 

全然切れないじゃん!!!
切ると言うより削る感じで粉が大量発生。

コロナだから家の中で作業していましたが騒音と粉で家族に迷惑をかけるので小屋に移動しました。

 

 

小屋で作業することで騒音も粉塵も気にならなくなったのでガツガツカット。

 

 

想像していた切れ味ではなかったけど3時間ぐらいかけてカットできました・・・。
手と足と腰が痛い・・・。

 

 

切ると言うよりは削り切るといった感じで切り口はザラザラとしています。

 

 

後はグラインダーを使ってサクッとカットします。

 

 

残りは型紙に合わせてグランダーで削ります。

 

 

外周はこれでOK。残りはまだ荒い中を綺麗にしていきます。

 

 

ルーターを使って型紙に合わせて綺麗に削ります。

 

 

これで大体完成。

 

 

とは言え、平らなのでランタンに被せてもあまりいけていません。

 

焼きなまし+加工

今回は真鍮板に切り込みを入れないでシェードを作るので、加工しやすいようにバナーで炙って「焼きなまし」を行います。

 

 

しっかり焼きなましします。

 

 

金色だった板が銅色に変色。これぐらいしっかり加熱しないとなかなか加工が大変なのでしっかり「焼きなまし」しました。色は後で磨けば元に戻ります。

 

 

焼きなましが出来たら水でしっかり冷まして、ゴムハンマーを使って成型していきます。
簡単ではないんですけどね・・・。

 

 

サイズが直径200mmなのであまり丸みを持たせると小さくなってしまうので、少しだけ角度をつけてみました。

 

 

まっ、こんな感じでOKかな?

 

磨きそして完成へ

 

真鍮が焼けた渋みもいい感じですが、折角なので青砥で鏡面に仕上げてピカピカにすることにしました。

 

 

はい。ピカピカの鏡面仕上げです。成型で付いた小傷はのこってしまいましたがOKですね。

 

 

 

 

結構いい感じのリフレクターができました。
今回は1mm厚の真鍮板を使ったので、リフレクターだけでもランタン本体に近い重さがあります。

雰囲気的には最高ですが、加工性などを考えると真鍮板の厚さは0.5mmや0.8mmの方が良いかもしれませんね。

これからはキャンプに持って行ったり家庭内でランプの明かりを楽しみつつ、真鍮特有の計時変化を楽しもうと思います。
私は自作が好きで色々作っていますが、作成時間などを考えると既製品を買ったほうが綺麗だし時間もかからないので良いかもしれませんね。
ただ、自作だと自分の好きなサイズで作れるので私は今後も自作を続けるつもりです。

皆さんも既製品にないオリジナルなものを自作してみましょう。

 

 

 

 

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