真鍮ハタ金と角棒を使ってテーブルランタンスタンドを自作してみた
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さて、先日はデイツ真鍮ランタン用のシェードを真鍮板から作成しましたが、まだまだ隔離期間が残っているので、今日は真鍮ハタ金と真鍮四角棒を使ってテーブル用のランタンハンガーを自作しました。

 

どちらも実店舗で買うと結構な値段しますが、ネット通販だと送料は別途かかりますがかなり安く購入できるので、興味がある方はネットで材料を調達してランタンスタンド自作に挑戦してみましょう。真鍮は慣れると加工しやすいので楽しみながら自作ができますよ。

今回作るランタンスタンドはテーブルサイド用でソロキャンプ向けのアイテムになります。
ソロキャンプのテーブルランタンとして無骨でかっこいいスタンドを探している方、自作に挑戦ですよ。

 

この記事の目次

テーブルランタンスタンド自作

テーブルランタンスタンドの自作は基本的にバーナーで炙ってツイスト加工して、捻ってとあまり道具は必要ありません。
その気になれば家にある材料でも作ることが出来るかもしれませんが、私が色々試行錯誤した結果あると便利な道具も紹介しておきます。

 

材料と道具

 

材料

  • 新潟精機 真鍮ハタ金 BFC-300(300mm)
  • 真鍮四角棒 4x4x1000mm(楽天市場で購入、自作中にヤマトは配達してくれました)
  • 真鍮丸棒4mm

 

 

 

 

道具

  • バーナー(加熱用)
  • タップハンドル(ネジを切るときに使う道具を金属のツイスト加工用に使用)
  • 真鍮ブラシ(真鍮を傷つけづに磨ける)
  • 玄翁(真鍮を叩く)
  • グラインダー(磨いたり、切ったりあると重宝します。)
  • 万力(材料を固定できるのであると重宝します)。
  • 治具(金属の成型時にあると便利、同じサイズのものを作りやすくなります)。

 

 

真鍮のツイスト加工

真鍮の角棒を男前な姿に変える為に行う作業。ツイスト加工をするとしないとでは、もう見た目が全然違います。

 

 

ツイスト加工にはバーナーとタップハンドルを使います。
また、万力があると真鍮を固定できるので綺麗にツイスト加工できます。万力がなくてもクランプで固定してツイスト加工はできます。私も万力を買う前はクランプで押さえて加工していましたが、やっぱり万力には適いませんでしたので、自作で色々つくるつもりなら思い切って買っちゃっても後悔しないと思いますよ。それぐらい万力があると便利です。

 

ハタ金のツイスト加工

 

万力にハタ金をしっかり固定して、逆サイドにタップハンドルを取り付けたら

 

 

バーナーで赤くなるまで加熱します。真鍮は400度ぐらいで加工できるので鉄に比べて加工が簡単です。
常にバーナーで加熱しながらタップハンドルを上手に右へ左へ捻って、ハタ金に綺麗な模様が出来るように捻っていきます。

 

 

ご覧の通り。ぐにゃぐにゃな模様が浮かびあがります。写真ではあまりよくわかりませんが、結構いい感じです。

 

 

ツイスト加工が終わったら焼けて黒くなってしまっているので、真鍮ブラシで磨きます。
このときステンレスのブラシなどで磨くと傷が付いてしまうので必ず真鍮ブラシで磨きます。

 

 

上が真鍮ブラシで磨いたハタ金。全然見栄えが違うでしょう。
面倒でも火を当てたらブラシで磨いて毎回綺麗にしてから次の作業に入りましょう。最後の仕上がりがかなり変わります。

 

フック部分のツイスト加工

ハタ金を加工している途中でヤマトが真鍮四角棒を配達してくれました。

 

 

長さ1000mmの真鍮棒を写真のようなフックに仕上げていきます。

 

 

まずは3等分して、ツイスト加工を施します。

 

 

3本ともツイスト加工完了です。3本とも全く異なる模様になるので作業していて滅茶苦茶面白いです。
毎回、もっとかっこよくと思っていますが、なかなかイメージ通りに行かないところがまた面白いところ。

 

フック部分の加工

ツイスト加工が終わったので、フック部分の細部を加工していきます。
ここからは結構ミスるので慎重に作業します。

 

 

まずはフックの先端部分の加工。
いきなりグラインダーで削っても良いのですが、私は加熱して叩いて先端を細くしてからグラインダーを使って尖らせています。

 

 

バーナーで真っ赤になるまで加熱して

 

 

玄翁を使って先端を細くしていきます。この時力任せに叩くと真鍮は簡単に割れるので良い感じの力加減で叩くのがコツです。

 

 

これぐらい細くなったら私的にはOK。

 

 

グラインダーで綺麗に尖らせます。

 

 

結構しっかり尖らせました。最後にクルっと丸めるので・・・。

 

 

ここから先は、フックの形へ成型していくので、1度ここで青砥を使って綺麗に磨いておきます。
結局この後の加工で加熱するので意味はないかもしれませんが、成型してしまうとあまり綺麗に磨けないので綺麗に磨いてみました。

 

 

1番下が磨いた物です。写真では差が分かりませんが、磨くことでピカピカになります。

 

フック部分の成型

ここからはバーナーで加熱して最終的なフックの形に成型していきます。
かなり慎重に作業してもイメージ通りにいかない作業です。何度も挫折しそうになりながら作業しました・・・。

 

 

最初は、ハタ金に引っ掛ける部分を成型します。
私は6mm丸棒に巻き付けるように成型します。この時も真鍮が真っ赤になるように加熱すると力をかけずに成型できます。

 

 

同じよう用に加工しても写真の通り、同じ形は1つもありません。やっぱりプロの仕事は凄いですね。

 

 

続いてランタンなどを引っ掛ける部分の加工をします。

 

 

私はS字フックを自作するときに作った治具があるのでこれを使いました。無くてもパイプなどで代用できます。

 

 

曲げ加工する部分をバーナーで赤くなるまでしっかり「焼きなまし」したら、一気に力をかけて成型します。

 

 

治具があるので、フック部分は大体同じ大きさになりました。

 

 

先端部分はこのままでは怪我をしてしまうので丸く加工します。
万力に挟んでしっかり真っ赤になったら加工します。この時先端分を摘んで加工すると割れるのでなるべく先端を掴まないようにしましょう。

 

 

あまり上手ではありませんが丸く加工できました。

 

 

折角さっき青砥で磨いたのに焼いたから元に戻ってしまいましたね。
いいんです。青砥で磨くの好きだからもう1度磨きます。

 

完成

 

完成です。

 

 

頑張れば真鍮ランタンも吊り下げられますが、けっこうギリギリなので吊らないほうが安心です。

 

 

5050 ミニマライトだったら安心して吊り下げられます。サイズ的にもゴールゼロなどの小型ランタンが似合いますね。

 

 

自己満足の世界ですが、全部ツイスト加工そして真鍮で作成したので見栄えはかなりいい感じです。
今後は使い込むことで真鍮らしく計時変化していくでしょうから一生物の付き合いになりそうです。

小物しか吊り下げられませんが、ソロキャンプやデュオキャンプのテーブルランタン用のスタンドとしては中々良いものができたと思います。

自作することで費用も抑えることができて大満足の自作でした。〇〇。

 

 

 

 

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