デイツ78用真鍮ベイルハンドルを大量生産してみた
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メルカリで販売を開始した「真鍮製ベイルハンドル」。

 

メルカリで真鍮を使って、キャンプなどで使える小物を販売しています。

https://jp.mercari.com/user/profile/767293001?afid=1022213070

 

いつもは2個づつ程度作成していたのですが、それだと新しい物を作る時間があまり取れないので、思い切って大量生産してみることにしました。とは言え16本なんですけどね。

これで半年分ぐらいになれば、他にも色々作りたいものがあるのでそちらに手が回せるかもって思います。

ではサクッと大量生産の工程を記録として残しておきます。

 

 

デイツ78用真鍮製ベイルハンドル大量生産してみた

いつものように万力とタップハンドルを使ってツイスト加工を施します。

 

 

冬は暗くなるのも早いので、LEDライトを灯して頑張って作業、作業です。
暖は焚き火・・・。

 

 

なんとか16本ツイストできたので、翌日の作業は、両端をグラインダーで削ります。

 

 

削るだけだと簡単。2時間ほどで全部削れました・・・。

 

 

削ったら、曲げます。

 

 

焦って曲げると、折れたり、割れたりするので慎重に。
数が多いので集中力が持つか不安・・・。

 

 

全集中でなんとか1つのミスもなく曲げることができました。
このままでは、焼け(黒)があり、バフがけ作業が滅茶苦茶大変なので酸処理します。

 

 

同時作成中のランタンスタンドも一緒に酸処理します。
酸性の液体に入れて、しばらく放置すると

 

 

綺麗に焼けがとれました。

 

 

この状態からバフがけするとかなり時間がかかるので、ここで一手間。
真鍮ブラシを使ってくすみを取り除きます。

 

 

上が真鍮ブラシで磨いたもので、下は酸処理だけのものです。
真鍮ブラシだけでも十分輝きが増しますが、焼けの後(ピンク色)が残るので、このままではまだまだ製品にはなりません。

真鍮ブラシがけが終わったらいよいよ地獄のバフがけの始まりです。

 

 

写真の下4本が1回目のバフがけ済みのものです。真鍮ブラシのみのものの輝きがくすむほどピカピカになります。
でもこのままだと、まだ小さい傷があるので最後のバフがけがあります・・・。

 

 

初めてメルカリで販売したときは、ここまでピカピカにすることが出来なかったので、もっと酷い(味のある)状態で販売していましたが、売上金で道具を購入したり、経験値が増えたことで大分良い物が作成できるようになってきたと思います。

これも購入してくれる方がいるから、ここまで成長することが出来たので感謝しかありません。
今後も精進して色々なもの作りを続けられればいいなと思っています。

話がそれましたが、ここからはひたすらバフがけです。
しっかりゴーグルしたりマスクしたりするんですけど、数時間ハブがけしていると顔中煤けて昔の泥棒みたいな風貌に変身してしまうぐらい楽しい(辛い)作業です。本当に綺麗になるから楽しいんですけどね。

 

 

1回目のバフがけが出来たら成型します。
この時点でかなりピカピカに輝いています。

 

 

100%の鏡面は私の手持ちの道具だと出来る気がしませんが、かなり良い感じに磨けるようになりました。
これで1回目なので、成型後、再度最終磨きで仕上げます。

ここからはさらに全集中です。

 

出来た・・・。

 

全集中を続けること数日。やっと全てのベイルハンドルを磨き上げました。
途中で完成した物を出品したら売れたので16本ありませんがとっても疲れました。
日中は仕事をしているので、家に帰ってきてから毎日数時間バフがけ作業ばかりでした。

 

 

後は、ちょこちょこメルカリに出品して、売れたら最終磨きをして出荷となります。

 

正直な話、最近の原材料価格の高騰や電気代その他諸々の高騰で、1本あたりの販売価格を少し値上げしたのですが、全然追いついていなくて、作業時間を考慮すると私の時給は300円程度なんですよね。

まっ、色々なものの値段が値上がりする前でも、時給換算だと500円に満たない程度だったので大した事ではないんですけどね。もう少し時給単価を上げたいけど、品質も落としたくない。

ジレンマですが、結局のところ作るのが好きだからやっていけるのかな?

義務じゃないし、作らないと生活できない訳でもないので、今後も楽しめる範囲で色々なものを作ってメルカリで販売していこうと思っていますので、よろしくお願いしますね。

 

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