7月は長雨・8月は雨が降らず干ばつ・・・。野菜にとってはとっても過酷だった今年の夏。
私は雨が降らず、土がどんなに乾燥しても、水遣りをしないので、中には枯れてしまった野菜もあります。しかし、そんな中、例年通りに実をつけた野菜の種には、今年の気候が記憶されます。
その記憶が種に残るので、次回干ばつが起きても、その時の経験があるので、いつも通りの収量が期待できる野菜の種になるので、今年はいつもより多くの種類の種を採取します。
今回は、9月になりしっかりと熟した実が増えてきた、ハバネロ・万願寺唐辛子・ピーマンの種を採ります。
この3種の実は水分が多く、いつまでも畑に残しておくと、実も種も腐ってしまうので、採種する場合は手助けしてあげる必要があります。
それでは、私の採取方法を紹介します。
この記事の目次
9月3日の畑の様子
夏野菜(ししとう・万願寺・ピーマン・なすなど)が植えてある畑です。定期的に雑草を抜いていたので、今年はそれほど酷い状況ではありません。それでも、こぼれ種から芽を出した「シソ」が元気に成長しているのであまり見栄えはよくありませんね。
7月の長雨の影響で、20星テントウの食害で何本かのナスは枯れてしまいましたが、今は収穫の最盛期となっています。
こちらは、黒唐辛子やハバネロの唐辛子エリア。黒唐辛子は実に水分が少ないのでしっかり乾燥するまで、畑に置いておくことができますので、採種をわざわざ行う必要はありませんので、このまま放置します。
夏野菜の収穫
9月3日に収穫した夏野菜。この写真の中のピーマン・ハバネロ・万願寺唐辛子の種を取ります。
他の野菜はしっかり調理して家族の胃袋の中に消えていきました・・・。
万願寺唐辛子としし唐は、素焼きにして、少し濃い目の塩コショウで食べるのがこの時期には1番美味しい食べ方だと個人的には思っています。大量に汗をかいた後にコレを食べて塩分とエネルギーを補給します。
それでは、種を採っていきましょう。
ハバネロ・万願寺・ピーマンの採種方法
それでは、採種していきましょう。
ピーマンの採種
しっかり完熟したピーマン。
カットすると肉汁?で潤っています。種だけ取り出しても良いのですが、私は追熟するのではないかと思っているので、このまま乾燥させます。
ザルに実ごと種と一緒に乾燥させます。もしかしたら意味がないことかもしれませんが、毎回この方法で採種しているので、間違っているということはないと思いますよ。
万願寺唐辛子の採種
万願寺唐辛子も、半分にカットした状態で乾燥させます。
写真のように並べて乾燥させていきます。
ハバネロの採種
最後にハバネロ。写真を見る限り、可愛い実ですが滅茶苦茶辛い唐辛子なので取扱いは細心の注意が必要です。
ハバネロは、採種と同時に一味唐辛子として活用もするので、乾燥前にヘタを取り除きます。
続いて、食用にするので、4等分にカットして乾燥しやすくします。写真では私は素手で取り扱っていますが、人によっては刺激が強く手が痛くなる人もいるのでビニル手袋を着用してカットした方が良いと思います。カットの際、汁が顔に飛んだりしても結構危険なので、マスク&めがねを着用してもいいかもしれません。
不思議と私は手で触っても何とも無いんですよね。流石に口や鼻、目をこの手で触るとチョット痛みを感じます。
カットが完了したら、他の野菜と同じようにザルに並べて乾燥させます。
種取用野菜の乾燥
まだ、日差しが強い9月。早朝から太陽に当てていきます。1日中太陽の光が当たる場所に置けば2~3日でしっかり乾燥すると思います。
我が家は時間と共に種を移動しながら乾燥させるので、仕事がある平日はあまり乾燥しないので、5日程度かけてしっかり乾燥させます。
写真は2日目の様子です。大分乾燥が進んでシワシワになってきました。
この後、しっかり乾燥(特に一味に使うハバネロ)させたら、種だけを取り除いて、入れ物に入れて冷蔵庫で保管します。
ハバネロは、乾燥した実と数個の種をミルで砕いて一味唐辛子として料理に使います。
今回は、ココまでですが、ハバネロや万願寺、ピーマンなどの水分が多く、腐りやすい実の採取はカットして水分が抜け易くするのがポイントとなります。たとえカットしたとしても雨や曇りの日が続くとカットした箇所から腐り始めるので、採種する際は週間天気なども気にしながら採種しましょうね。