11月末頃からスーパーに出回る、露地栽培の白菜やキャベツの種っていつ蒔くと思います。
イメージ的に寒い時期の野菜だから種蒔きも9月や10月の秋をイメージされる方も多いかもしれませんね。
私も田舎に引っ越してきたばかりの時は、どの野菜がどの時期に種を蒔けばいいのか全くわからず、結構いい加減に種を蒔いていました。種を蒔けばそれなりに成長はするのですが、白菜もキャベツも結球しなかったり、ほうれん草や小松菜などは、まだ小さいのに蕾ができてしまったりと、まったくもって散々な結果でした。
今では、10年間の積み重ねもあり、あまり種を蒔く時期がずれることは無くなってきました。
それでも忙しかったり、うっかりして忘れてしまうこともあり野菜作りの難しさを実感しています。
さて、話は変わりますが、世間がお盆休みで大混雑している8月17日に職場で(私は盆も正月も関係ないので休みはありません)こっそり冬野菜の種を蒔きました(休み時間にですよ)。
この記事の目次
冬野菜の種蒔き
例年、8月中旬に「白菜」「キャベツ」「レタス」「ブロッコリー」「カリフラワー」「春菊」などの種をポットに蒔いて苗を作ります。
今年は8月17日に仕事の休憩時間中に「白菜」「キャベツ」「レタス」の種を蒔きました。
キャベツは5種類
「めぐみ極早生」「中生甘藍」「黒葉サクセッション甘藍」「春夏蒔き甘藍」「F1緑兵衛」の5種類を1ポットあたり2粒づつ5ポットに蒔いていきます。
キャベツの種は、あのフォルムから想像するにはあまりにも小さな種です。この小さな種1粒1粒があの大きなキャベツ一個になると思うと生命の偉大さを感じずにはいられません。
今年はじめてF1の種を購入してみました。化学肥料が必要だと聞いたことがあるのですが、どのような結果になるのか楽しみです。F1だと種を取ることができないので、種が無くなったら「F1緑兵衛」の栽培は終了となります。
その前に化成肥料なしで収穫できるのか不安があります。
白菜は3種類
「京都三号白菜」「松島純二号」「F1創造早生白菜」3種類を1ポットあたり2粒づつ5ポットに蒔いていきます。
白菜もはじめてF1の種「F1創造早生白菜」を購入、どのような結果になるのか年明けが楽しみです。
白菜もキャベツ同様。アブラナ科なので、ほとんど同じような見た目ですね、若干白菜のほうが茶色っぽく見えます。
アブラナ科は、発芽まであまり時間がかからないので、種が生きている死んでいるの直にわかるので、最悪買いなおす時間があるのは助かります。発芽まで時間がかかる種の場合、気がつくのが遅れた場合、最悪1ヶ月近くも種蒔きが遅れることもあります。
レタスは4種類
「デンバー」「グレートレーク」「グリーンスマイル」の結球レタスと非結球タイプの「サニーレタス」を1ポット4粒~5粒で種蒔きします。比較的発芽率はいいのですが、失敗すると発芽率50%以下になることもあるのでキャベツや白菜よりも多めに種を蒔きます。
全ての種が発芽した場合もレタスは強いので、定植の際しょうしょう根を傷つけても力強く成長してくれるので、1ポット5個の苗を作ることも可能と言えば可能かもしれません。その場合は少し苗が小さい状態で畑に定植しましょう。
レタスの種はぺっちゃんこで、これで本当に発芽するのか少し不安な見た目です。
レタスは発芽に光が必要なので、あまり深く種を蒔いてしまうと発芽しないことにもなりかねないのでポットにそっとのせる感じで種を置いて、その後薄く土を被せます。その際少々種が見えていてもしっかり発芽します。
その他の種はコチラ
「ブロッコリー」「カリフラワー」「春菊」「チンゲン菜」の4種類は、少々遅れた8月21日に種を蒔きました。
いつもは「春菊」「チンゲン菜」は畑に直播きするのですが、畑の準備が遅れているのでポットで苗を作ることに。
本来なら、畑に「大根」「ほうれん草」「小松菜」「水菜」を蒔くのですが、今年は少々種蒔きが遅れる予想、やばい。
8月25日の苗の状況
8月17日に種を蒔いた「キャベツ」「白菜」「レタス」は8月20日には発芽を確認できたのですが、写真を撮影する時間がなかったので、8月25日の状況の報告です。
キャベツも白菜もほとんどのポットで発芽しています。中には発芽していないポットもありますが、これだけ発芽してくれれば苗としては上出来です。今後、強敵【虫】に食べられないようにネットをかけて9月中旬の定植までグングン成長してくれるの事を見守るだけです。
レタスもまだ小さいながらしっかり発芽しています。これだけ発芽してくれれば冬の間レタスを購入する必要はないかもしれませんね。
まだ、小さいレタスですが拡大すると本葉は既にレタスの形でギザギザしています。
レタスの強敵はナメクジとダンゴ虫なので、負けずに頑張って欲しいところです。
8月21日に種蒔きした「ブロッコリー」「カリフラワー」「春菊」「チンゲン菜」もしっかり発芽しています。ブロッコリーとカリフラワーはここへ引っ越してきたばかりの頃に購入した種で8年ほど前のものですが、冷蔵庫保管の影響もあって、まだまだ発芽率は70%以上と絶好調。思いのほか生命力の強い野菜です。
25日はもう一つ大事な仕事が、「ハバネロ」「黒唐辛子」の収穫をしました。
真っ赤に熟れた唐辛子はエキスに触れるだけで激痛の元になるので慎重に収穫、この後しっかり乾燥の後、種は採取され皮は一味唐辛子へと姿を変えます。
しかし、8月31日状況が一変。去年までは問題なかったザル干し工程でハバネロが3個を残して全部腐ってしまいました・・・。黒唐辛子は腐る事無く乾燥が完了しただけにどうしてか調べてみました。すると、ハバネロは他の唐辛子に比べ水分が多いのでまるのまま乾燥させても失敗すると腐ることがあるようです。
どうやら去年までが奇跡的にうまくいっていただけで、今年が普通の結果のようでした。。。
幸いまだ畑には完熟前のハバネロが多数実っているので、今度は腐らずしっかり乾燥させようと思います。
9月2日の苗の状況
さて月も替わり、子供達の夏休み最終日。
私は寝違えた影響で左手と右足が痺れ、顔をあまり動かすことが出来ない状況となった為、畑仕事も簡単に済ませブログを書いています。
8月17日種蒔きした野菜の状況はコチラ
白菜は成長が早いので、本葉が3枚も出て順調に成長中。虫の被害もなくこのまま成長を続けてほしいものです。
続いてキャベツ。若干間延びしている感じはありますが、本葉も出て順調に成長中。
こちらも虫の被害がないので絶好調。
レタスも本葉が出揃って、段々レタスっぽくなってきています。
レタスはあまり虫に食べられることがないので、ネットをしなくても順調に成長を続けています。
最後にブロッコリーや春菊・カリフラワー・チンゲン菜も順調に成長中。
春菊は特徴はる本葉が出ているので、一目で春菊だと判断できますね。
畑への定植予定は9月15日ごろ、その頃は「玉ねぎ」の種蒔きもあるので、我が家は大忙し。例年、雨の日が多い時期ではありますが、雨の合間をぬって作業を行う予定となっています。
皆さんも、これから畑が忙しくなる季節となっていますが、まだまだ暑い日が続いているのでくれぐれも熱中症対策を万全に畑作業をしましょうね。