焚火ラックを自作(DIY)してみた。これで焚火がはかどる。
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子供も大人も大好きな焚火。

そんな焚火をもっと楽しく便利にする為に昔、焚火ハンガーを作成しました。

確かに焚火ハンガーはスペースも取らず、ダッチオーブンやケトルを使うことができるので重宝していますが、焚火周りで小物が散乱することが増えてきているので、調理にも使え、小物の整理もできるラック的なアイテムを自作することにしました。

 

この記事の目次

焚火ラックを自作

焚火ラックを自作するにあたって、保有の焚き火台「コールマン ファイアースパイダー」に合わせて設計しました。

 

いつも鉄筋を購入しているホームセンターで13mmの丸鋼を購入しようとしたら欠品だったので、しかたなく9mmの丸鋼5500mmを2本購入してきました。

1本あたり約500円だったので、材料費は1,000円です。後は塗装したり他のパーツがあるので合計4,000円ぐらいの予定。

 

丸鋼を寸法通りにカット

 

購入した丸鋼を手書きの設計図通りに高速切断機でカットします。

 

丸鋼をカット

 

カットが終わったら部材ごとに分けて並べます。今回はトラスコのパーツボックスを組み込むのでパーツボックスもセットできるように設計してみました。

パーツボックスは、表面亜鉛メッキ処理鋼板なので比較的熱にも強いので焚火の際の小物置きに丁度良さそうなので選んでみました。価格も工業製品なのでお安くて助かります。

 

サイズは数種類ありますが、私は

  • 有効内寸210×161×90 K-10
  • 有効内寸307×201×94 K-8 の2つを使っています。

 

 

仮置き

 

カットした丸鋼を仮置きしてみました。仮置きしたことで完成のイメージがグッと湧きました。

 

丸鋼の溶接をしていくよ

カットが終わった丸鋼を溶接していきます。

 

スズキットで溶接

 

今回もスズキッド 100V 専用溶接機を使って溶接していきます。1万円以下で購入でき、無資格でも溶接が手軽に出来るので家で溶接をしてみたいと言う方はこれから始めると良いかもしれませんね。

 

溶接

 

さらに溶接する際、綺麗に四角を維持するのは難しいので、「コーナークランプ」があると便利です。
4つで2,000円程で購入できるので、アイアンラックなど溶接で自作する方は必須アイテムですね。

 

 

 

溶接技術は相変わらずですが、私が上に乗ってもビクともしないのでしっかり溶接できている証拠だと思っています。
この後、グラインダーで綺麗に磨きます。

 

仮組してみた

仮組

 

溶接が終わったので仮組してみました。イメージ通りの焚火ラックの完成です。

 

仮組バージョン2

 

右側のラックは写真のように、セットできるので、焚火台の前に座りながら使うことができます。

 

耐熱ペイントで塗装

全ての溶接後を綺麗にグラインダーで磨き、パーツクリーナーで汚れと油を落としたら、いよいよ耐熱ペイントで塗装します。
耐熱スプレーは価格が高め、ラックの材料費よりもスプレーがの方が高いので、今回は耐熱温度300度の耐熱ペイントを使って塗装します。お値段は1,000円以下と他の耐熱スプレーの半額以下なので効果あまり期待できないかも・・・。

 

 

 

耐熱ペイント塗装

塗装後

 

綺麗に塗装できました。耐熱ペイントは自然乾燥では硬化しないので、この後200度程度で1時間程度加熱して硬化させる必要があります。

初めは塩ビ溶接用の「熱風加工機プラジェット」を使う予定でしたが、思いのほか温度が上がらなかったのでガスバーナーに変更しました。

 

バーナーであぶる

 

ただし、各パーツをバーナーで1時間づつあぶる時間がないので、手にべた付かない程度の硬化させてこの日の作業を終えました。

 

焚火で完全硬化させます

休日に実際に焚火の炎を使って塗料を硬化させます。

 

焚火で実践

 

今回の焚火台は「コールマン ファイアースパイダー」よりも小ぶりの物を使って塗料を硬化させます。

 

完成図

 

実際に使っているイメージを湧かせる為に、パーツボックスも設置しています。

 

 

塗装焼き

 

塗料を硬化させる為の焚火なので、パーツボックスをとり、ラックのパーツを満遍なく火であぶります。

 

最終焼き

 

硬化具合を確認しながら最終的には直火に近い状況で硬化させました。

しっかり硬化しましたが、やはり耐熱温度300度だからなのか、直接火がガンガン当たる箇所の塗装は剥がれそうな気がします。
塗装が剥がれてしまったら油を塗って錆予防しつつ、黒錆を着けようかなと色々思案中です。

 

焚火ラックを自作まとめ

実践投入はまだですが、実際焚火をしてみた感じでは使い勝手はまずまずかなと。

小さい方のパーツボックスに水を入れておくと、お湯が出来そうな感じだったので、日本酒の熱燗を作りながら焚火を楽しめそうな感じがします。もしくは油汚れが酷い食器を入れても良いかもしれませんね。

やっぱり熱燗かな?

大きなパーツボックスには焚火で使う小物を入れることで焚火周りがすっきりしそうです。

ただ、焚火ラック単体で使用すると言うよりは、焚火ハンガーと併用した方がより使い勝手は良さそうに感じたので、今度は焚火ハンガー+焚火ラックで焚火を楽しんでみようと思いました。

 

一見難しいそうに見える鉄の加工ですが、100Vの溶接機でも十分仕事をしてくれるし、思っているよりも簡単に加工することができます。曲げる場合はベンダーがあれば簡単ですが、鉄パイプが2本あれば焚火ハンガーも作れます。

鉄の加工が出来るようになると、木工よりも簡単(個人的満足度では)に色々なものが作れるような気がします。

 

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