異型鉄筋を使って、格安で薪棚を自作
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昨年、千葉県を襲った台風の影響で職場の木が沢山倒れました(土砂崩れで)。
コツコツ、薪にして持ち帰ってきていたのですが、流石に量が多すぎて置き場に困るようになったので、薪棚を自作することにしました。

材質をどうするか色々検討してみました。2×4で作るか?単管を使って作るか?異型鉄筋で作るか?
検討した結果、溶接が出来るし値段も1番安い「異型鉄筋」を使って薪棚を作ることにしました。

 

この記事の目次

薪棚のサイズとかかった費用

薪棚のサイズは、石窯の入っている小屋の側面に合わせて1800mm×1800mm×400mmとしました。

 

必要部材は

  • 5500mm×12本
  • 400mm×12本
  • 筋交い分 1本  となります。

 

使った異型鉄筋は計算では5500mmが5本ちょっとでしたが、家に転がっていた異型鉄筋も使ったので、新たに購入したのは、5500mm×3本で1本540円だったので、計1,620円と少ない費用で作成することができました。
また、塗装に使ったペンキも家にあった残り物で足りたので買い足すこともなかったので安くできました。

仮に、全て材料を購入したとしても3,000円ちょっとと、2×4や単管を使うよりはるかに安く作れると思います。

 

薪棚を自作

材料の準備&カット

 

まず、家に転がっていた異型鉄筋をひっぱりだしてきて、サイズを測定。
大分、錆びていますが、錆はブラシで綺麗に落としてから溶接するので特に問題はありません。

 

 

まずは短い、400mmを12本カット。

 

 

周りは錆錆だけど、中までは侵食されていないので、磨けば綺麗になるでしょう。
残りは1800mmが12本必要なので、無駄の無いようにカットしました。

 

足りないのは、丁度5500mの異型鉄筋3本分だったので、休日に購入してホームセンターにある高速カッターで1800mmにカットしました。

 

異型鉄筋の錆落とし

 

異型鉄筋の錆落としは「カップブラシ」を使います。

 

 

試しに1本磨いてみました。

 

 

ある程度、綺麗に錆が落ちていますね。これなら溶接できそうなので、全部磨いていきます。

 

 

400mmと1800mm、全て磨き終わりました。
綺麗に磨き終わったら、いよいよ溶接をしていきます。

 

溶接して薪棚へ

溶接は、負荷がかかる箇所は200Vの溶接機を使って溶接しました。100Vの溶接機だとどうしても表面だけの溶接になるので強度に不安が残ってしまうので、薪を乗せると壊れる可能性もありますからね。

 

 

いつものコーナークランプを使って直角をだしてから溶接していきます。

 

 

 

まずまずの溶接痕だと思いたいです。100Vだとここまでしっかり溶け込まないので13mmの異型鉄筋の溶接は200Vが無難ですね。

 

 

続いて、中にも鉄筋を溶接していきます。

 

 

うん。多分溶接できてる。プロの溶接をナマで見たことがないので、これでいいのか分かりませんが強度的には問題ないレベルだと思っています。

 

 

薪棚の足(側面)になる場所が1つ完成。同じ物を3つ作ります。

 

 

コーナークランプのおかげで、ほぼ同サイズのものが3つ完成しました。
残りの溶接は、家に帰ってから100Vの溶接機で行います。

 

 

先ほど作った、3つの足(側面)を写真のように立てて、薪置きとなる鉄筋を溶接していきます。これで、3つの足がしっかり固定されて自立するはずです。が、この状態に溶接するのは結構難しかったです。長男に手伝ってもらいましたが、直角を出すのが難しいし、グラグラ揺れてしまい、この方法はちょっと失敗かなって途中で思ってしまいました。

 

今回家で溶接する際に使った溶接機は「スズキッド 交流アーク溶接機 ホームアークナビプラス」。
1万以下で購入できる溶接入門機ですが、そこそこ使えるので家にあれば重宝すると思います。

 

 

 

100Vの溶接は200Vに比べ扱いには慣れが必要だと思いますが、写真のようにしっかりアークも飛ぶし、固定は出来るのでDIYの幅が広がります。

 

 

溶接完了。早速、刷毛を使って塗装していきます。
今までは、ラッカースプレーで塗装していました、鉄筋などの細いものを塗装すると無駄の方が多くなってしまうので、最近はもっぱら刷毛で塗装しています。無駄がほぼありませんからコスパ最高です。が時間はそれなりにかかります・・・。

 

 

塗装、8割完成。残り2割はペンキが乾燥したら、逆さまにしてから塗ります。

 

 

どうしても明日までに完成させる必要があったので、夜暗くなってからヘッドランプを使って塗装しました。
結果、何とか明日使えるまで完成させることができました。

 

薪棚完成

 

完成した薪棚を所定の位置に運びます。

 

 

そのままでは、転倒の恐れがあるので金具で柱に固定しました。

 

 

石窯の前に山になっていた薪を長男に薪棚に並べてもらいました。
どうしても昨夜中に作りたかった理由は、この日、石窯ピザを焼く約束を子供達としていたからで、石窯を温める為に火を燃やしているので、煙突から煙が出ているのが見えると思います。

 

 

とりあえず、石窯の前に積んであった薪の移動が終わりました。
完成したばかりの薪棚ですが、ほぼ薪で埋まりました。まだまだ、大量に薪が手に入ることに生っているので状況を見ながら再度、異型鉄筋を使って薪棚を作ろうかと考えています。

2×4や単管を使うより手間はかかりますが、お安く作ることができるので気軽にDIYできます。
壁がない小屋なので、周りを薪で囲って壁のようにしても面白いかもしれませんね。

 

現在、コロナ禍で我が家はキャンプにも行くことができない状況なので、薪が増える一方と嬉しい悲鳴が上がっていますが、早く日常を取り戻し、気軽にキャンプに出かけられる日がくるといいですね。

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