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作業テーブルを自作(DIY)する
石窯が完成してから、ピザやパンを成形する時はキャンプで使っているテーブルを出してきて作業台として利用していましたが、さすがに毎回出したりしまったりの作業は効率が悪いので、常設の作業テーブルを自作(DIY)することにしました。
木材で作るか、鉄筋を加工して作るか色々吟味した結果、鉄筋を足としたテーブルの作成に挑戦することに決定。
サイズは416mm×1800mm、高さ700mmで設計しましたが、果たして設計通りに出来たのか?
テーブルの足部の作成
100Vの家庭用溶接機を使って、異型鉄筋13mmを写真のように溶接します。
垂直だったり、斜めだったり、溶接で未経験の事ばかりで写真を撮る余裕も無く作業に没頭していました。
最後に余裕が出てきたので写真撮影。写真のように紐で縛ったりしながら溶接しました。
で、何とかイメージ通りに溶接できました。
溶接は相変わらずへたくそですが、強度はそこそこでているので、まいいか。
1本作って、同じものを4本作りました。
若干ゆがんでいるような気もしますが、重いものを乗せたりするテーブルでもないのでこのまま作業続行。
さび止めスプレー後、つや消しブラックで塗装しました。
テーブル、天板の作成
次はテーブル部の作製。
材料は杉板24mm×240mm×3650mmを購入してホームセンターで半分にカットしてもらいました。
初めは1800mmの天板を作製するつもりでしたが、実際に置いてみると長すぎるので1100mmにサイズ変更。
薄い杉材なので、のこぎりでカット。
塗装の前に紙やすりで表面を綺麗にします。
紙やすりの100番、240番、最後に320番で仕上げました。
次は塗装です。
今回使う塗料はワコトオイル(ホワイト)をチョイス。
食品を使うテーブルなので、清潔感があるホワイトで塗装しますね。
塗装は全部で3回重ね塗りしました。1回塗るごとに400番の紙やすりで仕上げてから重ね塗りするので、3回の重ね塗りにかかった時間は4日...。やっぱり塗装は時間がかかるぅ~。
塗装の仕上げは、ニスで仕上げました。ニスは1回塗りで終了。
最後に1000番の紙やすりで肌触りを良くしました。
これで一応、天板まで出来ました。
この後は2枚の天板を止める、鉄プレートの加工に入ります。
鉄プレートの加工
今回使う鉄プレートは、写真の2種類。
フラットバー5mmとL板3mmです。
早速、寸法通りに高速切断機でカット。
高速切断機は、簡単に鉄を寸法通りにカットできるので自宅に欲しい道具の1つです。
いつもは会社の道具を拝借してカットしています。
カットが終わったり実際に仮置きしてみました。
寸法通りにカットできているので、しっかり良い感じにフィットしました。
鉄プレートの加工に入ります。
穴を開ける箇所に印をつけて、ドリルで穴を開けていきます。
この時、あまり回転を上げずに穴あけを行います、あまり回転を上げすぎるとドリルの歯が折れます。折りました。
また、一度に穴を開けず油を差しながら少しづつ穴を開けると綺麗に穴が開きました。
穴が開いたら一手間加えます。
穴あけは2.5mmで行い、その後6mmでネジが入る部分を少しだけ削りました。
こうすると、ネジの頭があまり飛び出さなくなり見た目が少しだけ綺麗になります。
本当は全部隠れるぐらい穴を空けられれば良かったのですが、ネジの選定ミスでこれ以上は隠れませんでした。
鉄プレートの塗装。
いつものつや消しブラックで塗装後、つや消しクリアで塗装しました。
テーブルの組み立て
これで全ての部品が揃ったので、テーブルの組み立てです。
初めに天板にドリルで2mmの穴を15mmの深さで空けました。
マジックで15mmの所にマーキングし、テープを巻いて目印をしました。
天板を固定する鉄プレートをつけ終わりました。
ひっくり返して表にするとこんな感じ、サイドにプレートがあるのでちょっとお洒落に見える?
写真では全く見えませんね・・・。
最後にテーブルの足をくっ付ければ完成です。
ひっくり返すと完成です。
足の下に、ゴム板をとりあえず置いたのですが、置き方が雑すぎて足が凄く曲がっているように見えていますが、実際はそれほどでもないですよ、水平器で測った少しだけ内側に足が曲がっている程度ですからね。
ちょっと前後左右のゆれには弱い感じですが、このテーブルの上で行う作業は、パンやピザの成形とトッピング程度なので過度の負荷がかかることはないので、しばらくこのままの状態で使ってみて不具合があれば改良していこうと思います。
今回新たな挑戦で、溶接機を使って鉄筋で脚を作製してみまた、異型鉄筋の13mmなら5500mmで400円以下で購入できるので材料代は木で作るより格段に安くなることがわかりました。
このテーブルは、塗料代を抜けば3,000円程度で作ることが出来ます。
昔の私は鉄は硬く扱いが難しいと勝手に解釈していましたが、実際に扱ってみると思いのほか扱いやすい材でした。
皆さんも鉄を使ったDIYにチャレンジしてみましょう。安い溶接機でも結構働きますよ。