今年の梅雨は長かった。その影響もあってか我が家の家庭菜園の野菜たちは大打撃を受けることになりました。
毎年、たわわに実を付けるきゅうりやなすに至ってはほぼ口にする事無く終了。かろうじて生き残ったきゅうりを少々、なすは今頃元気に生長しているので、秋茄子に期待、大好きなフローレンスパープルは残念ながら収穫ゼロと言う状況です。
幸い、ピーマン・万願寺唐辛子・しし唐・唐辛子・オクラは順調に成長し、胃の中に吸収することはできました。
今日は、諦めていたきゅうりが人知れず熟れていたので種を取ることにしました。悪天候でもしっかり成長し、種を付けた実でですから、きっと種に今年の悪天候の記憶が残り、来年以降にしっかり生かされた丈夫な種が収穫できることでしょう。
この記事の目次
きゅうりの種取り
すっかり諦めていたきゅうりですが、菊芋に隠れるように(菊芋が大きくなりすぎてきゅうりが見えなかった・・・)しっかり熟していました。
収穫後、追熟する必要も無いほど熟しているのでそのまま種取を行いました。
きゅうりを裂く
オピネルのナイフを使って、熟したきゅうりを半分に裂きました。
切ると動じに、仄かにメロンのような甘い匂いが漂えば、しっかり熟している証拠です。
とは言え、あまり種の出来はよくなくて、先端部に種はあるが、上部(蔓側)には種がありませんでした。これも悪天候の影響でしょうか?
種を取り出し、水洗い
種をザルに取り出しました。
ゼリー状のものが種を覆っています。本来ならこの状態で袋やタッパーに入れて発酵させてゼリー部を取り除くのですが、サラリーマンの場合、発行させすぎて発芽させてしまう恐れがある(1度全て発芽経験あり)ので水道水を使って取り除くようにしています。
ザルにこすり付けるように洗うことで、種とゼリー部を切り離します。ある程度分離できたら他の入れ物に移します。
分離された種は下へ、ゼリー部は上部に分離していますね。この後、ゼリー部は捨てます。また、浮いている種は発芽しませんので、このときにゼリー部と一緒に取り除きます。
綺麗にほぼ、種だけの状態になりました。一部ゼリー部が残っていますが、乾燥させるとはがれるので多少は気にしません。
種の乾燥&保管
ザルにあけたら、風通しが良い日陰で種を乾燥させます。
ほぼ乾燥したら、最後に太陽光に30分ほど当て、完全乾燥させました。
最後にアルミケースに入れたらきゅうりの種取完了です。
この後は冷蔵庫に保管し、翌年の種まきに備えます。これだけあれば5年、いや10年分ぐらいありそうです。
※常温保存するとすぐに発芽能力(種の死)がなくなってしまうので、我が家では種の保管は冷蔵を利用しています。専用冷蔵庫を購入したので、その中にいれるようにしています。
きゅうりの種取り まとめ
今回、取った種の一部は土に蒔き、発芽状況を確認します。10粒蒔いて7粒ぐらい発芽すると結構良質な種となります。
まだ、発芽を確認していませんが、感じから結構いい種が取れたと思います。
皆さんも、気がついたら大きく成長してしまった「きゅうり」を見つけたら、そのまま大きく完全に熟すまで蔓につけておき種取に挑戦しませんか?
ホームセンターなどで販売されている苗や種はF1種(交雑種)がほとんどで、種取には向きませんが、諦めることなく種取を続けることで、あなただけのオリジナルきゅうりが出来上がることもありますよ。
野菜の種取は一見難しいと感じるかもしれませんが、思っているよりも簡単なので、気軽に挑戦しましょうね。