自作したゴトクに銅メッキしてみた。失敗??
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あまりキャンプに行けないと言うか、今年はまだ1回しかキャンプに出かけていませんが、キャンプ熱は全く冷めず益々加熱中で、色々自作しています。
今回は、以前モンベルの焚き火台用に自作した鉄製のゴトクに銅メッキしてみることにしました。

 

メッキって難しいと思っていましたが、サンポールなどの酸性洗剤と銅・乾電池などで簡単にできるようです。

もしメッキが上手くできるのなら、鉄製の自作アイテムを銅メッキ⇒真鍮メッキすることで、錆にも強いものが出来ますからね。
これからしばらくはメッキに嵌りそうです。

 

銅メッキの準備

メッキに必要な道具は、

  • サンポール(酸性洗剤など)
  • 銅(メッキ素材)
  • 乾電池
  • ステンレス線

最低でもこれだけあれば銅メッキできそうです。

 

なので、以前電気工事士の免許を取得する際に利用した銅線が家に残っていたので被服を取り除いてメッキの材料にします。

 

 

実技試験対策で練習して使い道のない銅線がまだこれかだけあったので、被服をはがしてメッキの材料として使います。
被服をはがすだけならカッターで簡単にはがせました。

 

 

これだけの銅線があればメッキできるかな?
重量は全部で500gありましたが、実際に使ったのは200gほどの銅線だけでしたので、これから銅メッキをガンガンできます。

 

銅メッキに初挑戦

 

今回の銅メッキで使ったアイテム

  • 銅線(1個100g×2個)
  • ステンレス線
  • ワニクリップ
  • 乾電池
  • 電池ソケット
  • 反応槽(バケツ)
  • 反応液(塩酸があったので2%塩酸として使いました)

 

 

今回メッキするのは、以前自作した鉄製のゴトクです。黒錆加工はしましたが、使って油を塗って保存しておいてもどうしても錆が発生してしまうので、錆び対策で銅メッキ⇒真鍮メッキの予定。

本当はメッキさせる素材は傷の無いようにピカピカにしておく必要があるようですが、使っている道具なので傷はどうしても残ってしまいましたが、出来る限り綺麗に磨いたつもりです。

これでメッキがどうなるかも確認してみたいと思います。

 

 

メッキ中のイメージ。写真のような感じでセットします。

メッキさせたい物。今回はゴトクはマイナスへ、銅線はプラスに接続します。
また、通電中に各線が接触するとショートを起こしますので、少々動いても線同士が触れないようにセットしました。
ステンレスは堅いので良い感じにセットできますし、腐食に強いのでメッキにはステンレス線が必須。

 

 

バケツの中はこんな感じ。
ゴトクと銅線が触れないように、そして離れすぎないようにセットしました。

でもバケツだけと小さくで作業しづらかったので、#13のケースなどの方がやり易いかもしれませんね。

 

 

メッキ作業前に、メッキするゴトクはパーツクリーナーでしっかり脱脂しました。指の油でもメッキ不良の原因になるので手袋必須だとは思いますが、手袋がなかったのでウエスを使って指の油がゴトクに付かないようにしてみました。

 

 

2%塩酸溶液を作って、セット完了。いよいよ通電させます。

 

 

乾電池をセットしてスイッチON。

 

 

スイッチを入れて通電が始まると、メッキ対象物のゴトクから泡が発生しだしました。
この時、泡が発生しない場合は、+-が逆の可能性があるので1度確認しましょう。

 

 

しばらくすると(30分ぐらい)、全体的に銅色になってきました。

 

 

さらに数十分、少しづつ色が濃くなってきています。
メッキさせている間、時間があったので、セリアで購入した鉄製のS字フックをバーナーで炙って捻って、銀メッキもしてみました。
S字フックは小さいからかゴトクに比べ早くメッキされていきます。

 

 

30分程でいい感じに色づいたS字フックを取り出してみました。
軽くピカールで磨くと

 

 

いい感じに仕上がりました。元は右の金色のフックです。3つで110円なので、金色好きな方にはおすすめです。
恐らく真鍮メッキされているものだと思います(確信はありませんが)。

バーナーで炙れば簡単にクルクル捻ることができるのでオリジナルS字フックが作れますよ。

 

話は逸れましたが、全部で1時間20分ほどメッキしているゴトクは

 

 

真っ赤になり、付着物も少し見られるようになってきたので引き上げることにしました。
本当はもっと長い時間メッキさせてみたかったのですが、これから用事があり時間切れです。

 

 

スイッチを切ってゴトクを引き出すと、凄い色で期待が持てます。

 

 

水に漬けてゆすると付着物が取れました。

 

 

全体的にくすんだ銅色。ところどころ、あまりメッキされていない箇所もありますが、前処理不足+メッキ時間不足が影響しているかもしれません。

 

 

軽くピカールで磨くとメッキが薄かったのか地金が出てしまう箇所もありましたが、うっすらと銅色になりました。
今回は時間切れなので、ここまでですが、今度はしっかり時間がとれる時に3時間以上メッキして仕上がりを見てみようと思います。

メッキって回数を重ねることで厚みが増すのか分かりませんが、後1回銅メッキ後、様子をみて真鍮メッキにも挑戦してみようと思います。

まさか、自宅で簡単にメッキができるとは思いませんでしたが、これは面白い!!

注意:メッキした反応液は、酸性+銅が溶けているので排水溝へすてることができません。アルカリ性のもので中和しても銅が溶けているので排水の処理を行うことが必要ですので、メッキ自体は簡単でも排水対策が出来ない場合は難易度の高い自作かもしれません。

 

簡単にメッキのDIYができるキットも販売されているので興味がある方は、コチラからメッキに挑戦してもいいかもしれませんね。

 

 

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