炭火でじっくり焼いて、ほどよい処で醤油をじゅっと垂らすと何とも言えない香ばしいかおりが食欲をそそるしいたけ。
最近は菌床栽培が多くなってきているようですが、やっぱり原木のしいたけのほうが香りも食味を良いような気がします。
今日は散歩中にたまたま頂いた木にしいたけの駒打ちをする様子を紹介。
簡単ですので、もし原木が手に入ったらしいたけ栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
1年先を見据えて、しいたけの駒打ち
下の写真がたまたま散歩中に頂いた原木。
サイズは45センチ程とちょっと短めですが、短いほうが扱いも楽チンですよ。
しいたけの駒打ちに必要な道具はドリルビット(駒打ち用)、電動ドリル、かなづち、菌駒となります。
今回はホームセンターで簡単に手に入る「森290号」。初めて使う菌駒なので、どんなしいたけが発生するのか楽しみ。
早速電動ドリルに専用ビットを装着して原木に穴を開けていきます。
この時、インパクトドライバーは使わないほうが良いと思います、私は過去にインパクトを使ってビットを折った経験があるので、安く購入できるので電動ドリルを用意してください。
原木が短いのと100個しか菌駒がないので、1本あたり10個ほど駒打ち。果たして上手く栽培できるかな?
箱から菌を取り出しました。しっかり真っ白で良い状態。
箱から出したときに、茶色だったり乾燥してしまっていたら不良品ですので販売店で交換してもらってくださいね。
袋から取り出すと木の駒に菌がしっかり定着しています。
ドリルで開けた穴に菌駒をイン。
かなづちで駒を原木に打ち込みます。
専用ビットで穴を開けているので簡単に打ち込めます。
打ち込んだ後、菌が外に出ちゃっていますが問題ありませんよ。
全ての原木に菌駒を打ち込んだら、仮伏せ。
1ヶ月~2ヶ月菌が原木によくまわる条件を維持します。
半日陰、私はしいたけを栽培している脇に原木を積み上げ、水道で水をたっぷりかけてからブルーシートをかぶせました。
この後は定期的に水をかけながら6月ごろまで菌のわまりを待ちます。
なつになったらブルーシートを外して、雨が当たる日陰で原木を並べます。
後はしいたけが出てくるのを待ちます。うまくいけば来年(2019年)の春にしいたけがひょっこり顔をだします。
菌を打ってから収穫まで1年かかる原木栽培ですが、菌を打つ数を増やすことで駒打ちした秋に収穫する事も可能です。
1度駒打ちしてしまえば5年ぐらい収穫できますから、挑戦する価値は十分あると思いますよ。
みなさんもチャンスがあれば是非チャレンジして美味しい、しいたけを存分に満喫してくださいね。