巷には沢山の焚火台がありますよね。20年ほど前には考えられないような無骨でかっこいいものから、昔から姿を変えない定番なものまで数え切れないほどの焚火台が発売され、今後も斬新な焚火台が発売されるでしょう。
しかし、値段がドンドン高くなっていっているような気がしてなりません。焚火台に関わらずキャンプ道具の値段がブームと共に高騰しているようにさえ感じます。
昔の焚火台なんて、数千円で買えましたからね。今も安いものもありますが、それでも1万円超えの焚火台の方が多いように感じます。中には3万円を超える高級品までありますからね。
私がメインで使っている焚火台はコールマンの「ファイアースパイダ」と言う、廃盤になってしまった焚火台を使っていますが、まったく壊れる様子がないので、新しい焚火台を購入する気には今のところありません。試しに「ピコグリル」の偽物を購入して家での焚火で使っている程度ですね。
そんな中、私の目に止まった焚火台があります。サンゾクマウンテンが発売している「mouncol」と言う4万円近くする焚火台です。鉄製で無骨でカッコイイ焚火台です。その上位版にデザインも重視された「mouncol ORTEGA」がありますが、私は「mouncol」の方に魅力が感じました。
流石に、鉄製の焚火台に4万円近くも出す気にはなれなかったですが、いつかは欲しい焚火台の候補の1つに上がっていました。
この記事の目次
高くて買えないなら作ればいいじゃん
サンゾクマウンテンの「mouncol」を買うことが出来ないなら、いっその事作ってしまえばいいじゃんって事で、「mouncol」風の焚火台を自作することにしました。
但し、廃材を使って作るので、材料などを購入して作る訳ではないので、参考にはならないと思いますが、私と同じように廃材が手に入る人は自作してみてはいかがでしょうか?近くに鉄工所など鉄を扱う会社などがあると手に入る可能性があると思いますよ。
私は、職場で廃棄されていた鉄材を使って自作しています。
焚火台本体候補はコレ
ボロボロに錆びた直径31cmの鉄製の筒が放置されていました。厚みは腐食の進行度の違いで3mm~5mmほどとバラツキはあるものの、少々の熱にはへこたれない厚みが残っています。本家「mouncol」は直径45cmなので、少し小さいサイズになりますが、いいでしょう。
外観は長年放置されていたこともあり、結構腐食がすすんでいますが、自然に出来た模様と言うことでこの腐食跡は残しながら焚火台に仕上げていきます。
まずは、ディスクグラインダー用 カップブラシを使って表面にこびりついた錆を綺麗に取り除きます。
1時間ほど、カップブラシをかけては拭いてを繰り返すと、ある程度錆がなくなり黒ずんだ本体が姿を現しました。
内側は腐食跡を残す必要はないので、グラインダーでもう少し滑らかになるように削っていきます。が、今回はここまで。
先ほどの赤錆だらけからは、大分綺麗な姿に変貌を遂げましたね。
でも、このままでは焚火台としては使えないので、火床となる部分も作成していきます。
火床も廃材からチョイス
火床(底)の部分は、家の片隅に出番を待っていた3mm厚の鉄板です。コチラも大分腐食が進んでいるので、カップブラシで大きな錆を取り除きます。
カップブラシだけでは、取り除けない錆は「スパークディスク #120」を使って、さらに錆を取り除きながら表面を綺麗にしていきます。「スパークディスク」も #120⇒#240⇒#400と番手を上げてツルツルにしていきます。
最初の錆だらけから比べると、かなり綺麗になりました。若干の腐食跡が残りましたが、一応、火床(底)の作業もココまで、後ほど火床に合わせてカットして溶接していきます。
取り合えず、拾い集めた材料を磨いた結果使えそうなことが判明したので、拾い集めた材料と、何かしらの金属(足になる部分)を使ってサンゾクマウンテン風の焚火台を作っていこうと思います。
果たして最後まで作り上げることができるかわかりませんが、どうぞ最後までお付き合いください。