2019年、令和を迎えるゴールデンウィークは10連休と超大型連休となりました。
私は4連休・2日出勤・4連休と10連休とは行きませんでしたが、前半の4連休に予約不要のキャンプ場戸、隠キャンプ場に行ってきました。
他の方のブログでは、評判がすこぶる上々のキャンプ場なので家族ともども楽しみなキャンプ、チェックインは8時と早いので気合を入れて4時に自宅のある千葉県を出発しました。
この記事の目次
高速道路は空いていた
10連休初日の4月27日、まだ暗い3時こそこそとキャンプの準備をする怪しいおじさんが1人・・・。
家族は3時半に眠い目をこすりながら起きてきました。定刻どおり4時自宅のある千葉県を出発し、戸隠キャンプ場を目指します。
高速道路が空いていれば9時には到着できる予定、十分テントサイトを確保できるでしょう。
27日朝5時、首都高もまだまだ空いています。さらに関越自動車道も渋滞らしい渋滞もなく順調そのもの。時折強い雨に見舞われますが、長野県の天気はどうなのでしょう。
長野県に入ると青空が顔を出し、気分も高揚してきます。そして、キャンプ場が近くなると道路脇に雪が残っています。
キャンプ場到着は意外に早い8時
首都高・外環・関越と恐ろしいぐらい空いていたので、到着予定時間を大幅に短縮された8時に到着。
大きな看板が道路わきにあるので迷うことなく到着できました。
キャンプの受付をする管理棟には既に多くのキャンパーが受付の順番待ちをしています。受付は妻に任せて子供達とテントサイトを探しに一足先に場内へ。
いざ戸隠キャンプ場へ入場
管理棟から場内に入ったところが、予約不要のフリーサイトとなっています。「A」のエリアがフリーサイトです。
フリーサイトエリアだけでも200張りぐらいテントを張れますが、場所によっては難民キャンプ状態になるらいしいので、出来るだけ端っこで、トイレ・炊事場からもそれほど遠くない場所を選ぶ必要があります。
まだ、8時すぎの為、場内にテントが見当たりません(4月27日オープンの為)。
展望の開けている場所もまだまだ開いていますが、あまり平らな場所はありません。
比較的平らな場所を発見しましたが、絶対に周りがテントだらけになると私の感が訴えるので、この場所も却下。
もう少し、場内を散策することにしました。
ベストポジションを確保
しばらく場内を散策して、比較的平らであり、前日の雨でぬかるんでいる場内でも比較的しっかりとした場所を確保することが出来ました。
確保したサイトは、フリーサイトでも端なので、テントに囲まれる心配がありません。
地図で言うと、赤まるの辺りです。一見、サイトをはみ出しているように感じますが、ちゃんとフリーサイトエリア内です。
場所の確保もできたので早速テントを設営。
今回は昨年、韓国から個人輸入した「アルパカストーブ」のデビュー日となりました。
時折、雨が降っているので焚き火スペースはタープの下に確保。自作アイアンラックで調理スペースもできました。
テント内の配置も決まったので、場内を探索してみることに。
戸隠キャンプ場の施設紹介
何でも揃う売店
キャンプの受付をした管理棟とは別にキャンプ場内に売店があります。
売店の前には自販機が揃っています。アイスにジュース・瓶コーラもあり売店が終わってからも安心ですね。左側にはスマホを充電できるUSBがあるので、スマホの充電も出来るので安心ですね。
売店内には、アルコールが驚く程充実しています。逆に子供のジュース類は数が少なめ。
逆に子供達が場内で遊ぶアイテムが数多く販売しています。雨の日でも楽しめるトランプやウノも販売されていました。
あまり数は多くありませんが、衣類もあります。食べ物やお菓子も種類が豊富に揃っているので、忘れ物があっても、下界のスーパーまで買出しに行かなくても、ある程度は揃うと思います。
炊事場
お湯は出ませんが、掃除の行き届いた綺麗な炊事場が場内に多数配置されています。ゴールデンウィークは凍結の恐れがあるので、水道の蛇口は完全に閉めず少し出しておくよう注意書きがありました。それでも、なかなか慣れないのでしょう、翌日配管が破裂して水が勢い良く噴出してしまっている炊事場がありました。凍結の恐れのある時期に行く場合は注意しましょう。
トイレとシャワー室
シャワー室は場内に2箇所あります。
私は寒すぎて利用しませんでしたが、300円で8分となっていました。
フリーサイトエリアのシャワー室にはありませんでしたが、区画サイトエリアのシャワールームにはドライヤーがあったので、利用する場合は区画サイトエリアまで足を運んだほうが髪を乾かすことができるので良さそうでした。
トイレは6箇所、どこも綺麗に掃除が行き届いています。個室は驚きのウォッシュレット対応です。
コインランドリーも場内に2箇所あるので、汚れてしまっても安心。
場内を散策していると、思わぬものが空から降ってきました・・・。
まさか!雪が降ってきた!!
道路を挟んで反対側にある「戸隠イースタンキャンプ場」に行こうと向かっていると、何やら空から白いものが落ちてきた。寒気が上空に来ているので雪が降るかもねって言っていましたが、まさか本当に雪が降ってくるとは・・・。
テントに戻る頃には、本格的に振り出してきました。
気温もドンドン下がり、昼だと言うのに0.5℃まで下がってきました。ストーブのあるテント内は17.5℃と快適ですが外は真冬の寒さです。
タープや地面にうっすらと雪が積もりはじめました。
まだ、明るい昼ですが、雪で他にすることが無くなったので焚き火で暖を取ることにしました。
テント内では、アルパカストーブでシチューを煮込んでいます。
2時間ぐらい焚き火を楽しんでいたのですが、段々と景色が白くなっていくのと、気温が下がり焚き火だけでは寒いので早々に切り上げてテント内に避難しました。
子供達は初めての雪中キャンプで元気良く雪だるまを作ったり、雪合戦したり楽しんでいます。
私の本音はあまり積もらなければ良いんだけどなぁ~。でしたけどね。
夜8時には、そこそこ積もってしまい。トイレに行くのも転ばないように注意する必要がありました。
焚き火をする気にもなれず、朝も早かったので早々に就寝することにしました。
真冬より寒い戸隠、そして雪景色
南国千葉に住居を構える我が家、真冬は-7℃ほどになることもありますが、今朝の戸隠キャンプ場は真冬の千葉を上回る寒さでした。
朝4時50分には、-9.2℃。ストーブのあるテント内は14.8℃と暖かかったですが、ストーブがなかったらと思うとぞっとする寒さです。
朝には雪は止んでいましたが、2cmぐらい積もっていました。
あたり一面雪化粧、皆さんまだテント内で就寝中のようですが、みなさんゆっくり眠れたでしょうか?
空は雲ひとつ無い快晴。飛行機雲が綺麗に出来ていました。
抜けるような青い空、雪化粧した山々が綺麗に姿を現しています。区画サイトからの眺めは最高ですね。
天気が良いので、ちびっ子忍者村へ
キャンプ2日目は、子供達の強い要望で戸隠神社中社近くの「ちびっ子忍者村」に行くことにしました。
ゴールデンウィークだからでしょう。入場には長蛇の列、結局入場まで30分ぐらい待ちました。この待ち時間にスマホでクーポンを探したら「いこーよ」と言うサイトにあったので、お安く利用できました。行く時は「いこーよ」でクーポンを取得しましょう。
場内はこじんまりとしながらも活気溢れる、かわいい施設です。
施設を囲むように、アスレチックが設置してあります。なかなかハードなアスレチックもあるので、小さなお子さんは必ず大人の付き添うが必要です。
注意書きに「アスレチックで起こった事故・怪我の責任はアスレチックの不備意外は一切責任を負いません」と書かれているので本当に注意しましょう。中には落下すると命に関わるアスレチックもありますからね。
屋根の上を走って、忍者気分を満喫できます。
帰りにそばで有名な戸隠神社近くのそばやを覗いたのですが、13時ごろには既に本日の分が終了していました・・・。
戸隠神社中社にお参りしようと思ったのですが、こちらも長蛇の列だったので、諦めてキャンプ場に帰りました。
結婚して初めてゴールデンウィークに観光地に遊びに行きましたが、どこも人だらけ。10連休と言うこともあるのでしょうが、日本人は忍耐力があるのですね。私には列に並ぶ気力がありません。
テントが増えている
ゴールデンウィーク2日目、キャンプ場に戻るとテントが一気に増えていました。
私は隅っこにテントを設営しているので、囲まれる恐怖はありませんが、場所によってはテントとテントの間が近い場所もあり少しづつ混雑してきているのが感じられます。
今日は雪も無く天気も良いので焚き火を存分に楽しみました。
外気は氷点下に突入しましたが、ストーブとガソリンランタン2基設置してあるテント内は28℃と快適に過ごせています。写真を撮るとテント全体が明るく浮かび上がります。
賑やかなキャンプ場。遠くから眺めているのが1番綺麗でいいですね。
夏でも冬でも、子供達は花火が大好き。私も夏の花火より冬の花火の方が綺麗で好きなんですね。
3日目は戸隠神社奥社へキャンプ場からハイキング
キャンプ場の奥から、戸隠神社奥社へハイキングコースがあるので行ってみる事に。「熊出没」の看板に危険を感じた子供達が大きな声で歌いでしたので、思わず笑ってしまいました。
アップダウンも無く、小さな子供でもラクラク散策できるコースとなっています。
ところどころ残雪が残っているので、スニーカーより防水加工されたトレッキングシューズや長靴のほうが歩きやすかったです。
最大の難所、雪解け水で散策路が浸水してしまっています。子供達は自分で考え被害を最小限に抑えようと試みたようですが、惨敗となりまいた・・・。
いざ、奥社へ。恐怖の大行列。
写真で見たことある風景が目の前に現れました。正直なところ戸隠神社そのものはキャンプ場を調べるまで知りませんでした。パワースポットとして有名で結構な観光地になっているんですね。
しばらくは樹齢400年の杉並木を見ながら散策。
しかし、トイレを過ぎると行列が出現。どうやら奥社へお参りする行列との事。どれほど並んでいるのか検討も付きませんが、妻に相談した結果列に並ぶことに・・・。
後ろを振り返ると、既に大行列となっています。恐るべし日本人の忍耐力。
ちなみに、参拝する道には多くの残雪があり、行きも帰りも恐怖の参拝となります。何人も転んでいる方を見かけました。
行列に並ぶこと1時間ちょっと、やっと奥社に到着・・・。想像していたよりも小さく、こじんまりとしている印象です。
パワースポットは奥社と言うより、樹齢400年の杉並木なのではないかと思ってしまいました。
キャンプ場に戻り、最後の焚き火
奥社の入り口でソフトクリームを食べたら、キャンプ場まで徒歩で帰ります。
帰りに薪を2束購入して最後の焚き火を楽しむ準備。1束700円ですが杉の薪なので、はぜるしあっと言う間に燃え尽きるので、もっと沢山の薪を自宅から持ってくればと後悔しました。薪を購入される方はホームセンターなどで購入してきたほうが良いかもしれないですね。
キャンプ場も凄く賑わっています。しかし、我が家のテント周りは・・・。
ぽつんと1張りだけ、と言うか夕方まで3組のテントがあったのですが、帰ってしまった結果、我が家だけが、ぽつんと1張りになっているのであって、決して迷惑行為をした結果ではないので勘違いしないでくださいね。
キャンプのしめは、焚き火で肉を焼く
キャンプ最後の夜は焚き火で豪快にステーキを焼いて、カレーライスでしめます。
何故か家にあった、ポークステーキ。
ダッチオーブンの蓋を焚き火でガンガンに熱します。
やっぱり肉を焼くのは鉄が1番美味そうに焼けます。しっかり焦げ目を付けたら出来上がり。
傍らではメルカリで1万円以下で購入したMSR「ウィスパーライトインターナショナル」でカレーを煮込み中。
珍しく子供達がが肉にがっついていたので、あっという間に夕食を食べ終わってしまったので焚火の続きをしました。
少しづつ雲行きが怪しくなって雨も落ちてきていますが、盛大に焚火を楽しみます。
寒さに耐えられなくなった下の子2人はテント内に避難、最後は私と長男の2人で焚火を楽しみました。
ゴールデンウィークですが、皆さんマナーが良く騒ぐグループもなく静かに夜が更けていきました。
最終日は雨の中の撤収
夜から降り出した雨は、朝になっても止まず降り続いています。
テントのスキマから雨の様子を伺いますが、やむ気配は全くない・・・。
戸隠キャンプ場のチェックアウトは10時と早いのですが、皆さん出足が鈍いですね。
私もクーラーボックスに残っていたベーコン類をすべて焼いて、ご飯を炊いて食べました。
そして7時、重い腰をエイッと上げて雨の中の撤収に取り掛かります。
テント内の荷物を車に入れて、最後に雨に濡れたタープとテントをゴミ袋に入れて撤収完了です。なんとかチェックアウトの10時に間に合いました。
鏡池と善光寺観光
雨が降っていますが、折角なので鏡池と善光寺観光をすることに。
雨の鏡池は鏡になっていませんでしたが、なかなか雰囲気の良い池でした。
今度は天気の良い時に再訪したいと思います。
善光寺は人・人・人で駐車場の数が圧倒的に足りていない感じでした。
ゴールデンウィークなので致し方ないですが、狭い道路で車がすれ違うのが大変な印象でした。
戸隠キャンプ場の感想
皆が認める戸隠キャンプ場は噂に違わぬとっても雰囲気の良いキャンプ場でした。
広大な敷地ですので、テント同士が程よい距離感を保てるので難民キャンプ状態になることは少ないでしょうね。
今回のゴールデンウィークでは天候が悪い予報だったので出足が悪かったこともあるでしょうが、快適な4日間を過ごすことが出来ました。
降雪と言う思わぬプレゼントもあり、子供たちは大満足なキャンプでした。
今度は、9月・10月の秋の紅葉シーズンに再訪したいと思いました。
最後に戸隠キャンプ場は大型テント(カマボコテントなどの2ルームテント)はテント+車でハイシーズンは6,000円かかります。+タープを使う場合は1,000円を追加する必要がありますが、私のスタイルのようにテントと一体的に使う場合はタープ代を支払う必要はないようです。
初日はタープ代も支払い7,000円でしたが、翌日からは6,000円となりました。
受付の人に説明したのですが、テントと一体的に使う場合は大型テント料金で良いそうです。
参考までに。